4・ なお、藤原さんは菜食主義やマクロビオティックとは決別したものの、
「サトウキビ栽培(砂糖)は無駄」と断言する。ミネラルとビタミンを体から奪って免疫力を低下させ、
過剰なインスリン分泌を招いて問題を起こす砂糖は、
摂取するメリットよりもデメリットの方が遥かに大きいとし、
砂糖を作るためのサトウキビが世界最大の生産作物となっていることを問題視している。
現在も根強くささやかれている説に、「白砂糖有害論」がある。
藤原さんもこの説を信じて砂糖は取らなかったが、
それでも砂糖を多く取ったときにかかりやすくなるという低血糖症に悩んだ。その原因は玄米食にあり、
白砂糖も玄米も体内で分解されれば同じくブドウ糖と果糖になる。
そして穀物、特に玄米を中心とした食生活は、砂糖を大量摂取しているのと変わらず、
糖分過多となってしまう。
これは、白砂糖を危険視する人々が推奨する黒糖や蜂蜜でも同じことだ。
こちらも結局は「過剰摂取は危険」「バランスよい摂取を」
というところに落ち着くのではないだろうか。
【4の解説】
このような菜食主義やマクロビオティックへの決別はいいのですが、
白砂糖への見識は日本ではアンチエイジングの第一人者である
白澤卓二医師が白砂糖の恐怖を指摘しておられ、「砂糖をやめれば10歳若返る」では、
砂糖、白米を「マイルドドラッグ」と呼び、“砂糖好き”や“白米好き”を「中毒」と言い切ります。
砂糖をはじめ、マイルドドラッグについては、一般の人は「ドラッグ(麻薬)」だという認識がありません。
だから、好きなだけ食べて、気がつかないうちに中毒に陥ってしまいます。
「イライラしたときに甘いものが食べたくなります」
「仕事帰りにはコンビニエンスストアでスイーツを買って帰ります」こうした行動は、
たくさんの人が思い当たるのではないでしょうか。これこそが砂糖中毒に陥っているサインです。
例えば、コカインなどの麻薬は摂取した薬物が体内から減ってしまうと、
イライラしたり、感情のコントロールができなくなったり、怒りっぽくなったり、
さまざまな不快な症状が起こります。
これらの症状を禁断症状といいます
。禁断症状を避けるためにさらなる薬物を摂取し、
それを繰り返すことで薬物なしでは生きていけなくなってしまうのが麻薬中毒です。
アルコールやニコチンも同様で、体内にその成分がなくなるとイライラして、
それを補充するためにコンビニエンスストアやスーパーに行って、タバコやお酒を買います。
これは禁断症状による行動です。
禁断症状が出ているのですから、アルコールやニコチンも麻薬と同じようなものです。
さらに甘いものを食べていないとイライラする、落ち着かないという行動パターンも禁断症状の一種です。
中毒となっている、ケーキやチョコレートなどの甘いものを買わずにいられないのは、
麻薬中毒患者とほとんどいっしょではないでしょうか。
・・・と語っておられます。白砂糖はさらに恐ろしい害毒で
マクロビ批判と同じレベルには置くべきではありません。