「完全栄養食」とも呼ばれる玄米ですが、まずは、玄米食は必ず、よく噛んで食べることです。
そして食べる上で気を様々なことに気をつけなければいけないことがあります。
特に体内のミネラルを排出してしまうフィチン酸の影響があるので、
ミネラルが豊富な海苔や昆布、さくらえびと一緒に食べるのがおすすめです。
玄米はビタミンやミネラル、食物繊維などを豊富に含んでいることから、
完全栄養食とも呼ばれています。
しかし、発芽していない状態の玄米には「フィチン酸」という物質が多く含まれています。
このフィチン酸には、水銀や鉛といった体内の有害物質を排出する働きがありますが、
カルシウム・マグネシウム・鉄などの吸収を妨げてしまう働きがあるので、
玄米を食べてミネラル不足にならないために、玄米を食べる際には、
ミネラル類が豊富な食品を一緒に摂取することをおすすめです。
玄米を食べる時に一緒に食べたいもの3つ
1・海苔
海苔には、ビタミン、ミネラル、食物繊維といった不足しがちな栄養素が豊富に詰まっています。
玄米を海苔で巻くだけでもおいしく食べられます。
2・昆布
昆布に含まれるミネラルはなんと、牛乳の約23倍。
さらにカルシウムは約7倍で、鉄分は約39倍も含まれています。
昆布の佃煮はもちろん、お吸い物の具にしても。
3・さくらえび
さくらえびは大さじ1杯で100mgのカルシウムを含んでいます。
普段の食生活でもカルシウムは不足しやすいので、
毎日大さじ1杯のさくらえびをおかずに取り入れてみてはいかがですか。
どれも常備しやすい食品ばかりだからこそ、玄米を食べる際のレギュラー食品にしたいものです。
また、玄米は、ご飯をパラッと仕上げたいチャーハンやピラフなどに適した米質といえるでしょう。
その他、カレーやとろろかけご飯に代表される、
上から汁モノやソースをかけて食べる料理も定番メニューのようです。
副菜としてふさわしいメニューに、古くから伝わる「まごたちわやさしい」という玄米採食の食材があります。
これは、豆類・ゴマ・卵・乳・ワカメ・野菜・魚・シイタケ・イモの頭文字をとったもの。
玄米自体に栄養素が豊富なので、白米を主食とした際の1日30品目でなくとも、
これらの食材を使った副菜を取ると、十分バランスの良い食事になるというわけです。