ミネラルは、からだの機能の維持や調節に欠かせない微量栄養素です。
ビタミンとともに三大栄養素の働きを助け、心身のバランスを保ちます。
ビタミンは元素からつくられる有機化合物ですが、ミネラルは元素そのものです。
元素はあらゆるものをつくる基本の単位で。主なミネラルは次のとおりです。
1・カルシウム
健康な骨と歯をつくり、健康を維持する。筋肉の活動を調整し、細胞の分裂、分化を促す。
多く含まれる食品:干しえび、どじょう、わかさぎ、煮干し、ししゃも、乳製品、豆腐など大豆製品、ひじき、きざみ昆布、ごま、緑黄色野菜など
2・鉄
赤血球に含まれるヘモグロビンの成分となる。不足すると鉄欠乏性貧血を招く。
多く含まれる食品:レバー、あさり、ひじき、かつお角煮、がんもどき、大豆、小松菜、きな粉、きくらげ、納豆、だいこんの葉など
3・亜鉛
DNAやタンパク質の合成にはたらき、細胞の新生を促し、ホルモン分泌を促進する。
多く含まれる食品:かき、牛肉、豚レバー、うなぎ、貝、そば粉、たらこなど
4・マグネシウム
カルシウムとともに骨を強化し、筋肉の活動を調整する。
多く含まれる食品:アマランサス、アーモンド、大豆、ひじき、玄米ご飯、わかめ、干しえび、油揚げ、納豆、きな粉、豆腐、いわし、ごまなど
5・セレン
抗酸化作用や抗がん化作用を持つ。老化やがんを抑制する。
多く含まれる食品:わかさぎ、いわし、かれい、ねぎ、かき、玄米ご飯、小麦胚芽など
6・カリウム
細胞内の水分バランスを調節。ナトリウムの排泄を促し、血圧を下げる作用がある。 多く含まれる食品:昆布、大豆、さといも、トマトジュース、アボガド、おぼろ昆布、さつまいも、ひじき、納豆など