ビタミンQは、ユビキノン。
細胞を活性化させ人体のエネルギー生産に不可欠な成分。
若返りのサプリなどで一躍有名になりました。
食事では摂りにくく、加齢とともに減少するCoQ10を摂取する事によって、
老化を遅らせ、エネルギーを効率よく燃焼させます。
美容、健康、活性酸素除去、ダイエットに良いとされますが、
過剰摂取は有害という報告もあります。
1957年:米国ウィスコンシン大学のフレデリック・クレイン教授のグループが
牛の心筋のミトコンドリアから橙黄色の結晶を単離し
ビタミンA欠乏ラットの肝臓から新規のキノン化合物を見出して「ユビキノン」と命名。
その後、CoQ10とユビキノンが同一のものと分かりました。
1974年:日本でコエンザイムQ10が心筋代謝改善薬として発売
2001年 厚生労働省医薬局が食薬区分リストを改正し、
コエンザイムQ10は食品区分になりました。
ビタミンQは、心臓の働きをアップさせるため、
狭心症、心不全、心筋梗塞といった心臓疾患や高血圧の予防に役立ちます。
また、強力な抗酸化作用を持ち、細 胞膜を酸化から防ぎます。
免疫細胞や白血球の働きを促し、糖尿病やガンなどの生活習慣病に効果があります。
パーキンソン病にも有効で、更に、心肺機能が高 まったり、
筋肉の修復が早まるといった、スポーツをする人にも嬉しい効果があります。
ビタミンQが欠乏すると、疲れやすく、めまいを起こしたり、食欲がなくなります。
動機、息切れがしたり、血圧が高くなり、不整脈を起こしやすくなります。
肩こりや腰痛、手足の冷え、むくみ、下痢や便秘といった症状が出ます。
酸化ストレスに対する免疫力が落ち、風邪をひきやすくなったり、
物忘れが激しくな る、肥満傾向、肌の衰えとなって表れることもあります。
ごくまれに吐き気、胃の不調、下痢、食欲不振などがあります。
次にあてはまる人は意識して摂ってみましょう。
動機、息切れがする人、疲れやすい人、肩こり、腰痛、冷え、むくみのある人。
1日の目安量は、90mg~300mg
ビタミンQが玄米のほかに豊富な食品は
肉類 レバー、もつ、牛肉、豚肉
種実 きな粉、くるみ、栗、落花生、ブロッコリー、ほうれん草、じゃがいも
上手な摂り方
脂溶性のビタミン様作用因子のため、油を使って調理すると、吸収が良くなります。
ビタミンEと摂ると、ビタミンEを再生してくれるので、効率的です。
食品からのみの摂取が難しいため、サプリメントの活用も有効です。
コレステロール降下剤を服用している人は、
体内のビタミンQが減ってしまうことが知られてい ます。
1日に100mg以上摂取する場合は2回~3回に分けて摂りましょう。