フェルラ酸ってなに?
フェルラ酸は植物の天然化学物質と呼ばれるフィトケミカルスの一つで、
植物の葉や色素、香り成分、アクなどの成分から発見されました。
フィトケミカルスは、強い抗酸化・抗菌作用があり、
体の免疫機能を整える働きや活性酸素を取り除く働きがあるなど、
ガンをはじめ様々な病気の予防や、アンチエイジングに積極的に摂りたい成分です。
何十種類もあるフィトケミカルスの中でも、特に今米ぬか由来の『フェルラ酸』には、
アルツハイマー型認知症に有効との論文がいくつも発表されていて注目が高まっています。
なぜなら、米ぬか由来のフェルラ酸には、
アミロイドβ(ベータ)と呼ばれる異常たんぱく質の蓄積を抑える働きがあることが発見されたからです。
そのため認知症になる前のフェルラ酸の積極的な摂取は、
効果的かつ安心安全な予防対策として期待されています。
その他にもフェルラ酸には、日焼けによるメラニンの生成を抑制し、
健康と美肌のダブルの働きが期待されているのも人気の理由です。
注目を集めているのが、米ぬかに多く含まれる『フェルラ酸』です。
ただ、フェルラ酸の効果が期待できるくらいの米ぬかを摂ろうとした場合、
米ぬかばかりを食べることになってしまうため、あまり現実的ではありません。
(HBCフナト公式サイトから引用)
近年、認知症患者の増加は社会問題にもなっており、
認知症の治療や予防についてもさまざまな研究が行われています。
そんな中、発表されたのが「フェルラ酸」という成分のアルツハイマー型認知症に対する研究結果です。
アルツハイマー型認知症は、認知症の半数以上占めるともいわれているほど頻度の高い認知症です。
その発症についてはまだはっきりと解明されていない部分もありますが、
原因のひとつとされているのが脳におけるアミロイドベータという異常なタンパク質の蓄積です。
このアミロイドベータが蓄積すると神経細胞に悪影響を及ぼし、
アルツハイマーが発症すると考えられています。
今回発表された研究結果では、
フェルラ酸にアミロイドベータという異常なタンパク質の蓄積を抑える作用が認められています。
この研究結果から、フェルラ酸の摂取が認知症の予防につながることが示唆されています。
(「認知症ねっと」公式サイトから引用)