このダイエット方法を辞典(ウィキ)ではこのように紹介しています。
・・・低炭水化物ダイエット(ていたんすいかぶつダイエット、low-carbohydrate diets)とは、
肥満や糖尿病の治療を目的として炭水化物の摂取比率や摂取量を制限する食事療法である。
低糖質食、糖質制限食、ローカーボ・ダイエット、またそれをさらに短縮してロカボとも呼ばれる。
本質的には炭水化物で摂取していたエネルギーをタンパク質と脂質に置き換える食事法である。
通常、推奨される炭水化物の摂取基準は60パーセント前後である。
世界保健機関は55-75パーセントの範囲を目標としている。
アトキンスダイエットのように炭水化物を厳しく制限する食事法や、
もう少しゆるく制限する食事法もある。
体重をコントロールする目的での炭水化物摂取制限には人気があるが、
その長期的な健康上の利点やリスクについては議論されており、
複数の研究を分析して長期的には総死亡率が上昇するとの報告がある。
低炭水化物ダイエットは、6ヶ月の短期間では低脂肪食と比較して体重が減少しているが
1年後では差がないなどの報告があり、
併せて便秘や頭痛、口臭、筋けいれん、下痢、脱力感、発疹がより頻繁に見られるとの報告がある。
糖尿病では2013年に日本糖尿病学会は推奨できないと提言した。・・・
このダイエットが流行しはじめたのは、ご飯、パン、麺類などを摂取せず、
牛、豚、鶏肉や魚類をプリン体の多い食物を好きなだけ食べてもいい。
つまり「オジサンでもできるダイエット」とか
「これまでのダイエットで失敗した方も必ず成功する」などと多くの手引書が出版され、
テレビ番組でも取り上げられ、急速にこのダイエットは拡大していきました。
最近はこのダイエット前面に打ち出したライザップ商法などますます、
メタボ検診で指摘されたり、様々な健康情報誌からダイエットをしたい方は、
75%はこのような糖質ダイエットをしているという調査もあります。
では糖質ダイエットで食べてはならないものは何かですが、
その基本的な禁じられた食べ物とは、
1)穀物を使った食品;米(玄米も含む)、パン類、麺類(うどん、そば、ラーメン、パスタなど)、餅、せんべい、シリアル、トウモロコシ、など
2)砂糖や糖質を使ったお菓子類:ケーキ、まんじゅう、和菓子、チョコレート菓子、ポテトチップス、ポップコーン、アイスクリーム、プリンなど糖質の入ったお菓子全て
3)砂糖や異性化液糖などの入った食品や飲料;味付けに砂糖を多く使った食品の全て、糖類の入った清涼飲料水(コーラ、サイダーなど)やジュース類
4)イモ類や根菜類:ジャガイモ、サツマイモ、サトイモ、レンコン、ニンジン、ゴボウなど糖質の多い野菜
5)甘い果物:ブドウ、リンゴ、バナナ、パイナップル、カキ、ナシ、サクランボ、マンゴーなどほとんど(アボカド以外)の果物、全てのドライフルーツ
6)砂糖やフルクトースの多い甘味料や調味料;蜂蜜、シロップ、ジャム、ケチャップ、ソース
7)揚げ物:天ぷら、トンカツ、コロッケなど