ビル・ブライト師の40日断食祈祷を体験した記録「カミング・リバイバル」が、
アメリカで発行されたのは1995年ですが、
その1年前、1994年12月に100を超える教派と各種キリスト教団体の
代表者たち600人がフロリダ州オーランドに集まって、
アメリカが神のもとにある国家となるようにという断食祈祷聖会が開催されたのです。
彼らは「アメリカに大いなる霊的覚醒をもたらしたまえ」と3日間断食をしたのです。
日本でもビル・ブライト師を招いて、1999年に東京・新宿の教会で開催され、
以後、毎年、開催はしていますが、ごく小規模の集会にすぎません。
さて、1994年12月のフロリダ州での断食祈祷聖会を招聘したのが、
キャンパスクルセード(CCC)創始者であるビル・ブライト師でしたが、
今、振り返るとあの時からアメリカは大きく変わったのではないかと思います。
ビル・ブライト師や創始されたキャンパスクルセード(CCC)は、福音派であり、
保守派なので断食祈祷は、これまでほとんどしなかったグループです。
しかし、書かれた「カミング・リバイバル」を読みますと教団教派を超えて、
断食祈祷に導かれ、3日間の断食祈祷聖会が行われました。
その記録が「カミング・リバイバル」でした。
ビル・ブライト師の序文をまず紹介しましょう。
彼らは、アメリカのため、大宣教命令の成就のために断食して祈るという、
特別な招きに応じた人々であった。アメリカ建国以来、
キリスト教会のこれほど多くの異なった教会、
団体からこれほど多くの指導者が一堂に会して断食して祈ったことは、いまだかつてなかった。
私たちは、この国に大いなる霊的覚醒をもたらしたまえ、と神に叫び求めた。
この国が再び、本当に神のもとにある国家となることができるように、
奇跡をもたらす力をもって天からこの地上を訪れたまえと、懇願した。
これらすべてのことの発端は、
7月5日、アメリカでの大いなる霊的覚醒と全世界での大宣教命令の成就のために、
40日のい断食を始めるようにと、神が私を導かれたことであった。
断食を始めて29日目に歴代史下20~30章を読んでいた。神の聖なるみ言葉が、
これまでになく特別な方法で私の心に語りかけてきたのは、この時であった。
私はギデオンの300人が応答してくれればよいと思っていた。
しかし実際は600人を超える人々が集まった。
神は超自然的な方法で私たちにまみえてくださった。
教会史上、ペンテコステに匹敵するほど神の働きはない。
しかし、私とその場に集まったすべての人々に対して神がしてくださったことに照らしてみれば、
これは、私たちのほとんどがそれまでに経験したどんなことよりも、
ペンテコステという世界を変える出来事に近い出来事であった。