日本人でユダヤ教徒に改宗した方は極めて少なく、
その一人に石角完爾という国際弁護士がおられます。
ユダヤ教に60歳になってから夫婦で改宗されて、
4年前に「ユダヤに伝わる健康長寿のすごい知恵」を出版しておらます。
この本を読んで感じたのは、
日本人はユダヤ人の健康法に日を真剣に習わないと日本は
①経済の没落、
②長寿国から短命国に墜落するということを直感しました。
ユダヤ人とマネーについては何冊も本が出ていますが、
ユダヤ人の健康長寿関連本は石角さんが初めてなので、
この本を紹介しつつコメントを書いていきたいと思います。
日本人はまったくの無神論者が多く、また形式だけの葬式仏教、
神との契約を第一とする宗教、ユダヤ教はまったく理解できない世界でも稀な民族なのです。
しかし、1971年にイザヤペンダサン(本当は山本七平さんが書いた)の
「日本人とユダヤ人」が超ベストセラーになって以来、
日本人のユダヤ人へのあこがれ、関心度は急速に高まりました。
実に不思議な現象です。
特にユダヤ人と経済に関する本は山ほど発行されていますが、
さすが健康本はこれまで一冊もなかったので、
石角さんの「ユダヤに伝わる健康長寿のすごい知恵」から多くのことを教えられました。
さてこの本の序文でユダヤの健康に関する10のエッセンスを書いておられますが、
この本のまとめともなっていますし、
藤樹の宿の健康セミナーで語っているのと同じなので紹介します。
ユダヤ人(教)の10の健康法
1・穀菜(玄米)・フルーツ・ナッツ主義を徹底せよ
2・動物の血と脂肪を食べるな!血液が健康の鍵
3・食材選びや調理法、食べ方のルールを守れ!
4・断食こそ健康の源!体を内部から浄化する
5・手を徹底的に洗え!ウィルス・最近の回避
心の健康
6・週1日は何もするな!心の平穏が健康を守る
7・祈りと瞑想で最高の精神状態をつくれ!
8・笑いで免疫力アップ!ユダヤ人のジョークを利用
9・「俺は俺」の自己主張でストレスフリー
家族の健康
10・家族を大切に!
世界のあらゆる宗教の中でユダヤ教だけ、「食欲と戦うことが中心命題とする宗教」であり、
しかも健康の定義は「体だけではなく、
心や家族関係の充実も含む総合的なもの」としていることです。
グルメ志向の日本人からしたら狂気の沙汰としか見えないでしょうが、
果たしてそのようにユダヤ人(教)をバカにしていいのでしょうか。