かなり厳しい肉の処理や料理方法が律法で決められていますので、
ユダヤ教徒の家では安息日の夕方の食事で少ししか食べられなくなりますし、
肉、チーズ、乳製品の食べる量は極少量となっています。
家畜のために大量の穀物が必要としますので、
ユダヤ民族は数千年前から肉を食べないような道を神は選択していたのです。
聖書ではノアの洪水以後に肉を食べるようになったとあります。
ノアまでの聖書の記述では900歳なのですが、
ノアからは120歳になってしまいます。
そして肉は食べてもよいが、血と脂を食べてはならないとされます。
これは今日の医学に通じることで、
動物の血は大腸などをガンで侵食することがチャイナスタディで明らかにされています。
菜食は血液をサラサラ効果にし、血がたっぷりの肉食は人間の血管が、
ドロドロとなり動脈硬化が起こることも近代医学では分かっています。
動物が屠殺される時に恐怖でドロドロ血液になります。
ユダヤの教えでは食肉の血を抜くことが必須です。
また動物に恐怖心を与える屠殺は一切、禁止です。
また、現代の家畜はすべて抗生物質が大量に使用されていますので、
これが脂肪に蓄積されます。
肉を食べるのは最大の健康リスクなのです。
また焼肉などは発がん性を高めるものでユダヤ教では禁止です。
ですから菜食主義になりますが、
ユダヤ教、イスラム教、そしてヒンズー教の1割を含めますとかなりのベジタリアンが存在しています。
日本では菜食主義であるベジタリアンへの批判が多いのですが、
ユダヤ教では肉で摂るとよいとされる鉄分は、
ブドウ、プルーンで摂るようにしていますし、大豆からも摂れます。
日本も江戸時代までそうでしたから、
菜食主義に意義を唱えているのはどうも日本だけということです。
まさに食のガラパゴス化でのようです。
創世記
9:3 動いている命あるものは、すべてあなたたちの食糧とするがよい。
わたしはこれらすべてのものを、青草と同じようにあなたたちに与える。
9:4 ただし、肉は命である血を含んだまま食べてはならない
7:26 あなたたちがどこに住もうとも、鳥類および動物の血は決して食用に供してはならない。
7:27 血を食用に供する者はすべて自分が属する民から断たれる。
まさにユダヤ教が数千年前から守る教えは肉を食べて喜ぶグルメの喜びではなく、
もっと豊かな喜びを知っているからだということになります。
肉と脂まみれになっている日本のキリスト者はどれぐらいでしょうか。
私はキリスト教会がよくバーベキューで会食とかキャンプをしているのは
かなり以前から神の前に不自然だと思っていました。
それは聖書の原則から、やはりキリスト教会のする
バーベキューは間違いだということが分かります。