安息日の厳守は強制的リセットになりますが、
まずは心の平安、人生の緊張を和らげ、次のステップに備えられます。
安息日は身体を休ませるだけではなく、心を休ませることなのです。
安息日に感情を高ぶらせてはならず、
怒りも憎しみの感情も健康に大きな害毒を与えます。
ハーバード大学の調査では、自動車の運転中に1回の怒りを爆発させると、
1万人に1人が心臓発作、脳梗塞などの循環器の急性疾患になるというのです。
また1日に5回、医カルト1万人に158人も増加(158倍)するというのです。
怒りが血圧を上昇させ、ストレスホルモンが分泌するからです。
またがん細胞のNK細胞も不快な感情で活動が停滞し、ガン細胞を活発化します。
リラックの場合、活発化しますから、
ユダヤでは「財産をすべて失っても歩いてシナゴーグに来る」と教えます。
そのシナゴーグの礼拝で心を休ませるからです。
しかし、日本はどうでしょうか。人口10万人あたりの自殺率は世界の上位であり、
男女の平均が23.8人ですが、
イスラエルでは5.8人でしかもアラブ系も含めるので純粋なユダヤ人は
限りなくゼロに近いのです。
ユダヤ人は自殺を宗教的犯罪とみなし、禁止しています。
そしてすべての判断基準は神と自分の契約なので、
世間とか社会のプレッシャーは感じないのです。
あくまで神と自分の関わりが第一なのですから、人のことは気にしません。
日本人はたえず社会の目、世間の目と空気を気に、忖度で生きていますから
リラックする場所がないのです。
ユダヤの教えに「人間は6日間、物質的な豊さんを追求しないと生きていけないが、
精神的な豊かさを獲得する1日は更に必要である。
その1日が調和のとれた平和を与える」と。
自ら作り出した忙しさで自分が支配され、健康を損ねてしまいます。
ユダヤ人は悪意、中傷、誹謗が大きなダメージを与えますので
それらを固く十戒で禁止しました。
20:11 六日の間に主は天と地と海とそこにあるすべてのものを造り、
七日目に休まれたから、主は安息日を祝福して聖別されたのである。
20:12 あなたの父母を敬え。そうすればあなたは、
あなたの神、主が与えられる土地に長く生きることができる。
20:13 殺してはならない。
20:14 姦淫してはならない。
20:15 盗んではならない。
20:16 隣人に関して偽証してはならない。
20:17 隣人の家を欲してはならない。隣人の妻、男女の奴隷、牛、ろばなど隣人のものを一切欲してはならない。」