ユダヤ人の十戒ですがもう一度、キリスト教も採用してますので、
まず正教会・聖公会・プロテスタント(ルーテル教会以外)が唱えているのは
1・主が唯一の神であること
2・偶像を作ってはならないこと(偶像崇拝の禁止)
3・神の名をみだりに唱えてはならないこと
4・安息日を守ること
5・父母を敬うこと
6・殺人をしてはいけないこと(汝、殺す勿れ)
7・姦淫をしてはいけないこと
8・盗んではいけないこと
9・隣人について偽証してはいけないこと
10・隣人の財産をむさぼってはいけないこと
出エイプト記をベースにしていますが、申命記にも出てきます。
申命記ではさらに詳細にわたっています。
なぜなのか。
人は十戒を守れないから二回も聖書に出てくるということですが、確かに守れません。
中でも父母を敬えは、厳しい規定があります。
もしできなければ死刑とまでいうのですから。
これは「この世の中で生まれて初めて怒りをぶつけられるのは
最初に憎しみを持つ両親であり、幼い子が制止された憎しみを母親にぶっけてきます。
初めて感情をぶつける父と母の関係がうまくいかなければ、
その子供は適切な感情の交流ができず、
不幸な関係を送るからだともいわれています。
人間関係の失敗はあらゆるストレスの中で最も衝撃を心に与えます。
ゆえに平穏であることが求められます。
父母を敬うことは自分のためにある戒めなのです。
健全な親子関係こそ子供自身の人格形成と幸福の基本となるから
こそこの戒めがあるのです。
5:16 あなたの父母を敬え。あなたの神、主が命じられたとおりに。
そうすればあなたは、あなたの神、主が与えられる土地に長く生き、幸いを得る。
それではどう対処すいるのか
申命記では
6:6 今日わたしが命じるこれらの言葉を心に留め、
6:7 子供たちに繰り返し教え、家に座っているときも道を歩くときも、寝ているときも起きているときも、これを語り聞かせなさい。
6:8 更に、これをしるしとして自分の手に結び、覚えとして額に付け、
6:9 あなたの家の戸口の柱にも門にも書き記しなさい。
つまり教え込むことが必要だというのです。