日本では断食のルーツは、仏教やヨガが源流だととらえている人が大半です。
中でも船瀬俊介さんは多くのファスティングの本を書いていますが、
すべて引用はヨガあるいは仏教の教師たちばかりで聖書の引用は全くありません。
藤樹の宿でも断食の歴史をお話をしますとルーツが聖書からだということは
誰一人として知りません。
ましてや世界で断食祈祷が最も盛んで、
断食祈祷のメッカが韓国であるとは誰も知りません。
なぜ韓国がそのようになったのか。
それはひとえに日本の統治(朝鮮総督府)に原因があります。
日本帝国の支配は日清戦争後から始まり、
その時代に韓国にもキリスト教がアメリカ人宣教師によって開始されましたが、
福音を受容した人たちは、とにかくよく祈り、
聖書に生きるようになり、ついに平城で霊的復興が巻き起こります。
彼らは断食祈祷ばかりか世界の断食の始まりの人、
それは
20:4 あなたはいかなる像も造ってはならない。
上は天にあり、下は地にあり、また地の下の水の中にある、
いかなるものの形も造ってはならない。
20:5 あなたはそれらに向かってひれ伏したり、それらに仕えたりしてはならない。
わたしは主、あなたの神。
わたしは熱情の神である。
わたしを否む者には、父祖の罪を子孫に三代、四代までも問うが、
20:6 わたしを愛し、わたしの戒めを守る者には、幾千代にも及ぶ慈しみを与える。
この聖書の言葉に立ったのです。
それゆえに日本帝国・朝鮮総督府の大迫害を受けます。
クリスチャンは迫害を逃れて地下活動となり、
否が応でも断食せざるを得なくなります。
また教会では断食祈祷をして迫害の矢面に立つ牧師を支援していきます。
このように日本の迫害のゆえに韓国のキリスト教会では断食祈祷が定着していきます。
日本の支配から解放された1945年から5年後に今度は朝鮮戦争が発生。
共産主義者の迫害を逃れて裸一貫で韓国に逃れたクリスチャンは、
韓国で断食祈祷をして福音宣教を開始し、平城で起こった霊的復興が今度は、
ソウルで起こり、その中核がヨイド純福音教会でした。
この教会の成長は、ひとえに断食祈祷でした。
信徒たちは40日断食祈祷はするし、
金曜から聖日礼拝の日曜まで断食祈祷をして、牧師を支え、伝道しました。
家族全員がクリスチャンになるまで断食祈祷するのは当たり前となります。