2017年6月3日にオープンしました
「古民家ファスティング 藤樹の宿」も2年半となりました。
12月3日付で私のブログ「40日ファスティング経験者の本音!」で
300回連載した「断食救人類の書」から76編を抜粋して、単行本を発行しました。
そして2020年から電子本で順次、ブログ本をまとめて発行していく予定です。
今回、これまで2年半の「藤樹の宿」運営で学んだこと、体験したことを踏まえて
「DIYファスティング」と題して、自分でできるファスティングを書いていきます。
まずDIYとは何かです。
デジタル大辞泉ではこのように書いています。
・・・《do-it-yourself》しろうとが自分で何かを作ったり、修繕したりすること。
日曜大工。ドゥイットユアセルフ。追補「第二次大戦後のロンドンで、
廃墟に立った元軍人たちが「何でも自分でやろう」を合い言葉に、
町の再建に取り組んだのが始まりとされる」と書かれている・・・
つまり「自分でやってみようとすること」これを英語で
「do-it-yourself」なので略してDIYなのです。
ではこのような概念がどこから出てきたのか、それには歴史があったのです。
第二次世界大戦でナチス・ドイツ軍の激しい空襲を受けた英国の首都ロンドンで、
1945年の終戦とともに破壊された街を自分達の手で復興させる
国民運動が始まっようです。
そのスローガンとして「D.I.Y.」=「Do it yourself」がうまれたといいます。
この運動はイギリス中を席巻し、1957年には雑誌『Do it yourself』が刊行され、
やがてその運動がヨーロッパ全土へ拡大し、
そしてアメリカ合衆国へと広がっていっきました。
本土に戦災をほとんど受けなかったアメリカにおいて、
D.I.Y.は「復興」から「週末レジャーや余暇の一つ」として
楽しむという概念へと変化していきます。
そして健康的に週末を過ごす趣味へと変化していきます。
工具を専門に取り扱う小売業態ホームセンターが全米各地に造られたのです。
アメリカでは、世界最大規模のDIY祭典「メーカーフェア」(en:Maker Faire)が
毎年、開催され、個人愛好者だけでなく様々な業種の企業も参加している
かなり大きな規模のコンベンションです。
私もファイナンシャルプランニングの全米コンベンションに何度も行きましたが、
DIY祭典「メーカーフェア」は数倍の規模のようです。
では日本はどうなのかといいますと英国ではなく、
アメリカで発達した「週末レジャーや余暇の一つ」として
1970年にホームセンターが採用して、以後、全国のホームセンターでは
DIYコーナーが設けられていますが、
今回、もう一度、英国の
「第二次大戦後のロンドンで、
廃墟に立った元軍人たちが「何でも自分でやろう」を合い言葉に、
町の再建に取り組んだのが始まりとされる」
と書かれているところに立ち返っていきたいのです。