日本のキリスト教会の牧師は、断食は全くしていないし、
兼業禁止の規則があるのには驚きました。
それでは牧師は毎日、伝道ばかりしているのかといいますと全くノーです。
1週間、メッセージの準備だけしているのです。
経済的独立をすることなど全くないので、教会の役員にいつも頭が上がらないのです。
しかし、ユダヤ教に指導者は異なります。
信徒とも議論で渡り合えるには、1本足ではだめで、
ユダヤ人は複数の仕事をしているのは当たり前。
シナゴーグの教師(ラバイ)をしながら大学教授、システム・エンジニアは当たりまえなのです。
家族で不動産輸入を得ながら企業に勤めるのも当たり前。
音楽で収入を得て、政府高官として働くのも当たり前なのです。
収入源も複数となり、安心感もあり、俺は俺の自己主張は徹底的に議論しやすくなります。
2500年間、国が存在していなかった民族なので、
常に自分の国以外のことを考える習慣が身についていますので、
常にグローバルな視点で行動しています。
ある国がダメなら別の国で生きることは当然なことなのです。
ウクライナのユダヤ人はここにいるべきか、脱出にはどうするかとなりましたら、
その逃亡を支援するユダヤ人の支援組織が存在しています。
そして国際語の英語はユダヤ人は誰でも普通のように会話できますし、
民族の言葉であるヘブライ語、
そして自分の住む国の言葉と4か国語のマスターは当然のことです。
他国に移り住むことは抵抗がなく、その時代に最も繁栄した国や安全な国にユダヤ人は集まります。
そして子供には、レベルがトップである最高教育を当然のように受けさせます。
日本ではそれはまったくできません。
人並であること、世間様信仰が覆っています。
そして皆が黙っていてストレスを抱えてしまい、うつ病が発生します。
そしてストレスでガンになります。
体の免疫力が落ちるからです。
しかも日本人は、俺は俺の自己主張をする人間を最も嫌い、排除します。
自分を出さず、涙もろく、空気を読む人が第一とされます。
日本人はこれでは世界の常識からは遠のくばかりです。
ユダヤ人の考え方は欧米に多いからです。
アメリカのキリスト教会の牧師も信徒も同じで、自己主張は凄いものがあります。
しかし、日本では真逆であり、まさに日本教徒なのです。
図々しく傲慢であることです。
積極的に上司に意見をいうのは当たり前でこれをフッパーというそうですが、
そこから新たなビジネスが生まれるのです。
インテルの場合ですが、インテルではユダヤ人の論争が延々と続いたそうです。
インテルがどうなるかではなく、世界中のパソコンが今までの形でいいのかという議論から、
巨大コンピューターからチップのコンパクトマシンに変貌していきました。
そしてインテルの8088を搭載したパーソナルコンピュータが生まれ、
世界は大変革していきます。
そしてイスラエルのインテル研究チームは徹底した議論から時代を変えていきます。
誰かの陰口を陰でたたくのはユダヤ人社会ではあり得ません。
とことんまで議論するからです。
しかもとことんまで議論をしつくすのです。
まさに開拓者精神なのです。
日本にも数は少なくてもかつてはいたようです。