日本にはユダヤ人と日本人の共通性とか同祖論を唱える牧師まで登場しています。
しかし、これはすべて間違いです。
なぜなら日本は近世において、天皇を神とする暴挙に出たからです。
これはユダヤではあり得ないことで、ユダヤと日本が同祖であれば、
モーセの十戒の第一戒を平気であえて破るようなことは絶対にできないからです。
また詳細な食事規定や断食民族のアイディンティティは日本人には皆無なのです。
ですから日本はユダヤ教に代わるべき精神的な支柱が必要なのです。
それがサムライ精神です。
日本を平安時代から今日まで支える精神的基盤はまさにサムライ精神なのです。
そのことを明確にしたのが、
この2冊で日本人の精神的支柱は明確です。
そのことを踏まえて、ユダヤの引き算の健康長寿の知恵を聖書を通して読むと
実によく理解できます。
ユダヤへの関心度は極めて高いにも関わらず、
ユダヤ人の聖書にもとづく健康法(断食)、
そしてユダヤ教という宗教に非常に縁遠く、
無縁なのも実に不思議な民族なのです。
日本人でユダヤ人のように生きる人はいません。
私も高校時代からクリスチャンとして旧約聖書を読んできました。
特に旧約聖書学者、関根正雄先生はその恩師なので、
誰よりもよく読んできたと思いますが、
断食を始めとするユダヤ式健康法など一言も聞いたことがありません。
そして日本では様々な健康法やダイエットで
お金儲けのビジネスがまず優先していますので、
すべて足し算の健康法です。
しかし、ユダヤ人はまず断食をして、引き算の健康法を選択していきます。
まず毎日の食事も粗食です。
そしてすべてのことで聖書はどうなのかをまず照らし合わせます。
その次に医学的な解釈をします。
まず自分の頭で判断し、反証し、検証します。
つまり疑問をまず持つことなのです。
たとえば戦後、牛乳は骨が強くなると日本人はアメリカの宣伝を鵜呑みして、
水を飲むように飲みまくりましたが、欧米では骨粗しょう症が帰って多く、
骨盤骨折も多いのです。
ビタビンⅮ3の不足を補うのが牛乳で骨が強くなることではなかったのです。
何も疑問をもたず、長年、牛乳神話に縛られている日本は何故がない国なのです。
ユダヤ人は物事は常に移り変わるので、
柔軟に対応し、大切な自分や家族を守り、維持するために、現実社会を冷静に見ます。
アメリカのFRB(連邦準備制度理事会=日本では日銀)の議長、
ベン・バーナンキン、新しい議長、ジャネット・イエレンも
ユダヤ人で不確実性を冷静に分析し、
遠くを見通していく政策を打ち出していきました。
ゆえにユダヤ人の健康法はその場しのぎの付け焼刃の健康法など相手にしません。
ユダヤ人はいいます。
・健康長寿、ダイエットを確実に実現できる方法は絶対にない
・したがって病気になりそうなことを絶対に避けるのが一番だ
このリスクマネジメントがユダヤ人の真骨頂です。
まさに避病なのです。
正しい健康の知識があれば、病気にかからないように冷静に判断でき、行動できます。
知識こそ健康の第一歩なのです。