そして男女とも63歳が新・大厄なのですが、
女性では、閉経から継続する女性ホルモンの減少が、
さらに影響を及ぼすのですが、閉経後すぐに起こるわけではなく、
数年の時間を経て発症するようです。
女性ホルモンが低下し始める50歳から10年ほど経過した頃がとくに危ないといわれます。
気づかないうちに骨が脆くなるため、ちょっとつまずいただけでも骨折となります。
骨折から寝たきりになり、そのまま認知症へとつながる負のスパイラルも起こりえます。
ある医師は、「女性ホルモンの減少で体調が変化していき、
それが63歳あたりでピークを迎えると考えられるのです」。
また、一方男性でも、女性と同様の現象が起こります。
男性ホルモンが減少すると、女性と同じように抗酸化作用が低下し、
骨粗しょう症も増えるからです。
さらに、60歳は「定年」を迎えるなど大きな環境の変化が不調の原因となります。
生活環境が変わり、食事のリズムも内容も変わり、運動不足も起きやすくなります。
人によっては、仕事のやりがいを失ったことや経済的な不安といった新たなストレスが生じることで、
さまざまな病気のリスクが増えます。
その変化で新たなストレスによって男性ホルモンが減少し、
更年期障害のような症状が現れます。
すると骨粗しょう症も知らぬ間に進行し、骨折なども増加。
若い頃に患った糖尿病を悪化させて腎不全になり、透析に移行する人も増えています。
このように病気になる年齢がわかった以上、それを乗り越えるにはどうすればいいかが、
「健康リスクマネジメント」なのです。
「厄年だからといえって気をつけるのでは遅いのです。
日頃の習慣の蓄積が病気の発症に結びつきますから。
厄年が近づいたら、まずは健康リスクマネジメントが
これでいいのかをチェックする必要があります。
その手引きとなるのか、今、連載しています内容なのです。
そして私どもが提唱しています、「藤樹の宿方式・超少食ファスティング」なのです。
藤木医師の「現代人のために健康リスクマネジメント」を基礎に
ユダヤ方式(聖書的)健康法を取り入れた「藤樹の宿方式健康リスクマネジメント」を
提唱していきますので、最終回までお読みくださり、
そしてこのブログをお読みくださる方が、病気にならない生き方を選択していただければさいわいです。
科学的、医学的見地の新厄年について4回に分けて連載しましたが、
これは70歳を迎えた私自身の節目を顧みてももこのような区分けは納得できます。
そして「健康リスクマネジメント」はまさに「無病法」、「避病法」であり、
「藤樹の宿方式の超少食ファスティング」そのものなのです。