日本の健康リスクでまず知っておく必要なデータは日本人の死因です。
2018年でガンの死亡は37万3584人で死亡総数の27.4%です。
1981年以降、36年間連続第1位です。
2位:心疾患 20万8221
3位:老衰 11万9605
4位:脳血管疾患 20万8186
5位:肺炎 9万4661
6位:不慮の事故 4万1238
7位:誤嚥性肺炎 3万8460
8位:腎不全 2万6081
9位:自殺 2万521
10位:認知症 2万31
出典:厚生労働省「2018年人口動態統計(確定数)」
2位の心疾患と4位の脳血管疾患はガンのような細胞が原因ではなく、
いずれも欠陥が詰まる、裂ける、破裂するという血管の病気なので、
合計で41万6407人でがんを上回ります。
この血管病は突然、発症することが多く、心臓突然死(心肺機能停止症例数)は
7万5,397はで1日200人、7分に1人が亡くなっています。
目の前で目撃し、AED使用の件数も増加しています。
この場合の早期発見も予防も困難です。
また、がんも心臓病も感染症を合併して死に至ります。
「病原体が生体内に侵入・増殖して引き起こす病気。
インフルエンザ・赤痢(せきり)・マラリアなど伝染性のものと、
破傷風・肺炎など非伝染性のものとがある。」
と解説されているようにすべての病気にとっての憎悪因子なのです。
特に12月末からの新型コロナウイルスも要注意な因子となっています。
また、このような死因の上位を占める要因は、
酸化ストレスから起こるものと言われています。
ウィキでは・・・
酸化ストレスとは、活性酸素が産生され障害作用を発現する生体作用と、
生体システムが活性酸素を直接解毒したり、
生じた障害を修復したりする生体作用との間で、均衡が崩れた状態のことである。
生体組織の通常の酸化還元状態が乱されると、
過酸化物やフリーラジカルが産生され、タンパク質、脂質そしてDNAが障害されることで、
様々な細胞内器官が障害を受ける。
酸化ストレスの人体への影響は大きい。判明しているだけでも、
ADHD、がん、アテローム動脈硬化症、パーキンソン病、心不全、心筋梗塞、アルツハイマー病、
鎌状赤血球症、脆弱X症候群、扁平苔癬、尋常性白斑、自閉症、うつ病、慢性疲労症候群、
およびアスペルガー症候群などの疾患・症候等が酸化ストレスと関与している。・・・
と解説されていますようにうつ病の大きな原因となり、自殺大国ともなっています。