私たちが病気になるのはあるルールがあります。
同時に健康維持のルールもあります。
そして人生を元気に生きるのも失望の内に生きるのもルール、法則があります。
今回はまず病気のルール、病気になる方程式をひも解いていきましょう。
病気の主な原因とされているのは、日々の食事、運動、喫煙・飲酒の有無といった生活習慣です。
ガン、脳卒中、心臓病の三大生活習慣病や糖尿病や、肥満、高血圧などの
生活習慣病で命を落とす人は、いまや日本人の2/3以上といわれています。
もうひとつ大きな原因となっているのが私たちをとりまく地球環境や有害物質、ストレスなどの
外部環境要因です。
主な発生要因は
1・生活習慣要因(食生活、運動、喫煙、飲酒、過労etc) 50%
2・外部環境要因(病原体、有害物質、環境ホルモン、事故、ストレスetc) 20%
3・遺伝要因(遺伝子要因、加齢etc) 20%
4・医原性要因(医療行為が原因で生ずる疾患) 10%
上記を詳細に説明していきます。
1・生活習慣要因(食生活、運動、喫煙、飲酒、過労etc)
厚生労働省の定義は、「食事や運動・喫煙・飲酒・ストレスなどの生活習慣が深く関与し、
発症の原因となる疾患の総称」としています。
かつては「成人病」と呼ばれていたのですが、成人であっても生活習慣の改善により予防可能だし、
成人でなくても発症可能性があることから、1996年に「生活習慣病」と改称されました。
日本人の三大死因であるがん・脳血管疾患・心疾患、更に脳血管疾患や
心疾患の危険因子となる動脈硬化症・糖尿病・高血圧症・脂質異常症などは生活習慣病です。
19世紀まで人類の健康上の課題は感染症の克服でしたが、
この課題がほぼ解決した先進諸国では20世紀以降に疾病構造が大きく変わり、
生活習慣病が主たる死亡原因となっています。
2000年には厚生労働省により、生活習慣病の一次予防に重点を置いた「健康日本21」が策定され、
9分野
(食生活・栄養/身体活動・運動/休養・心の健康づくり/喫煙/飲酒/歯の健康/糖尿病/循環器病/がん)
について数値目標を定め、国民健康づくり運動が推進されることになりました。
この9つの分野には、まず、生活習慣に関わる要素として、
栄養、運動、休養、たばこ、アルコールの5つが取りあげられています。
これに加え、具体的な生活習慣病として、う蝕(いわゆる虫歯)や
歯周病、糖尿病、循環器病
(心臓病や脳血管の病気、およびその危険因子である脂質異常症や高血圧など)、
そして"がん "という4つの疾患に焦点が当てられています。