1987年の研究で人工甘味料(アセスルファムカリウム)をラットに注入すると
インスリン分泌が増加することが証明されています。
またスクラロースという人工甘味料を飲むと水を飲んだときより血糖値のピークが高くなり、
インスリンは20%も高くなったというのです。
これらはすべてカローゼロの健康食品に使用されている人工甘味料です。
またこうした人工甘味料が作用するとGLP-1(グルカゴン様ペプチード-1)という
ホルモンに影響を与えるという研究がアメリカでなされています。
ダイエット飲料がGLP-1分泌を促し、インスリン分泌を促進し、
長期にわたりこれを摂取すればさらにインスリンが分泌され、
その能力が疲弊し、高血糖になって糖尿病になると言われています。
そして人工甘味料はホルモンに影響を与え、糖尿病を生み出すだけではなく、
味覚を狂わすのです。
ある若者が同じ甘みのお菓子を食べていたとします。
それでも甘みに満足せず、またさらに甘いものをもとめていきます。
この人工甘味料について白砂糖に対しての倍率は
1・サッカリン 200~700倍
2・アスパルテーム 160~220倍
3・アセスルファムカリウム 200倍
4・スクラロース 600倍
5・ネオテーム 700~13000倍
この数字を見ますと甘みの強い人工甘味料に慣れてくればさらに強い甘みを求め、
甘みに対する味覚が鈍るのです。
そして甘み依存症になっていきます。
これはコカイン以上の依存症となっていくのです。
とにかく甘み感覚が鈍くなれば、甘みを感じないので食べ過ぎになります。
そして砂糖を追加していくことになります。
コーヒーについてくるパルスイート1個(または1本)をいつの間にか2個に追加しているという場合、
すでに甘み成分感覚は麻痺しているといえます。
これは肥満への道を確実に辿ります。
そして砂糖漬けの食生活でそこから逃れることはできなくなるのです。
※パルスイートについて大半を製造している味の素は次のように解説しています。
「パルスイート®」「パルスイート®カロリーゼロ」は、
「アスパルテーム」をはじめとした各種甘味料を使用した、糖類ゼロの低カロリー甘味料です。
アスパルテームはアミノ酸である、アスパラギン酸とフェニルアラニンから作られます。
野菜、肉、牛乳、たまご、果物、魚、大豆など身近ないつも食べている食品に含まれている成分で、
それぞれ体にとって大切な役割をもっています。
砂糖によく似た甘味質で、他の低カロリー甘味料に比べてくせや苦みがなく、
あと味もすっきりしています。
カロリーは砂糖と同じく1gあたり4kcalですが、同じ甘さを得るのに砂糖の約1/200の量で済みます。