コカインより強烈な依存性とは何かです。
それは「もっと食べたい」という欲求です。
まさに過食症であり、日本人の食べ過ぎ症候群なのです。
食べものを体に取り込む時に調整役をしているのが脳内報酬系です。
この脳内報酬系は「快楽中枢」ともいい、自分へのご褒美を与える神経システムです。
しかし、「もっと食べたい」の欲求が強くなりすぎると、今度は喜びコントロールができなくなり、
1・習慣化
2・乱用
3・依存
4・中毒
と移行していきます。
このカギを握るのがドーパミンです。
ドーパミンはいつも分泌されておらず、日常生活で何らかの行動を起こすと
ドーパミンが分泌されるのです。
ウィキでは次のように説明されています。
・・・中枢神経系に存在する神経伝達物質で、アドレナリン、ノルアドレナリンの前駆体でもある。
運動調節、ホルモン調節、快の感情、意欲、学習などに関わる。
セロトニン、ノルアドレナリン、アドレナリン、ヒスタミン、ドーパミンを総称して
モノアミン神経伝達物質と呼ぶ。
またドーパミンは、ノルアドレナリン、アドレナリンと共にカテコール基をもつため
カテコールアミンとも総称される。統合失調症の陽性症状(幻覚・妄想など)は
基底核や中脳辺縁系ニューロンのドーパミン過剰によって生じるという仮説がある。
覚醒剤はドーパミン作動性に作用するため、中毒症状は統合失調症に類似する。
パーキンソン病では黒質線条体のドーパミン神経が減少し筋固縮、振戦、無動などの
運動症状が起こる。
また抗精神病薬などドーパミン遮断薬の副作用としてパーキンソン症候群が起こることがある。・・・
私たちの日常生活で朝起きてからの行動は子どものころから習慣になって身についているのですが、
その一つ一つの行動には動機づけがあり、
そこにドーパミンは常に作動しているわけです。
そしてその行動の中でテレビドラマ、映画などに強く感動すれば
脳内にドーパミンは分泌されています。