高フルクトース・コーンシロップは別名、
3月16日~18日までこのブログで書きましたが、
大西医師の週刊ダイヤモンドへの投稿の紹介でしたので、
この本「カロリーゼロにだまされるな」)から補足分を紹介していきます。
日本の清涼飲料水には12%含まれ、他の食品の大半に使用されています。
高フルクトース・コーンシロップは、
ぶどう糖と果糖の混合液でトウモロコシなどのデンプンを酵素処理したもので
1970年にアメリカでは砂糖不足を補うため政府は
トウモロコシ生産に莫大な補助金を与え、
遺伝子組み換え技術でトウモロコシが大量に安く生産され、
アメリカの食生活を変えました。
しかし、先に書きましたようにアメリカでは肥満、糖尿病の原因になると
問題視されています。
そこで果糖とぶどう糖液とは何が違うのかです。
果物ぬは果糖だけではなく、ぶどう糖、二糖類、多糖類も含まれています。
白砂糖の主成分はショ糖で果糖とぶどう糖が結合した二糖類です。
果糖とぶどう糖は単糖類ですが、
私たちの体への働きは大きく変わります。
1・ぶどう糖は、ご飯、パン類、イモ類に多く含まれ、
脳の唯一のエネルギー源となっています。
また全身の細胞を活性化するエネルギーなのです。
2・果糖は果物や蜂蜜に含まれていますので甘味が強いのですが
冷やすと甘みが増すのが特徴です。果物を冷やすのはそのためです。
1・ぶどう糖=小腸から吸収され、血液に入り、全身の細胞に運ばれ、
エネルギーとして利用されます。そして余った分が中性脂肪となって蓄積されます。
2・果糖=大半が肝臓で代謝され、直接、血糖をあげませんが、
肝臓で中性脂肪などに変換されます。そして余分なものが脂肪として蓄積され、
脂肪異常症
(脂質異常症とは、血液中にふくまれるコレステロールや中性脂肪などの脂質が、一定の基準よりも多い状態のことをいいます。 以前は、高脂血症ともいわれていました。 血液中に余分な脂質が多くなると、動脈硬化を起こしやすくなり、心筋梗塞や脳卒中などのリスクが高くなります。・・オムロンのサイトから)
を引き起こします。
上記のように1・ぶどう糖と2・果糖とでは、これを摂取した後、
満腹感がまったく異なります。