先進国で日本は「お酒天国」といわれています。
日本には、とうてい理解できないのですが、
ここまでお酒天国である国とは不思議なことなのです。
今ではコンビニで24時間365日アルコールを入手可能であり、
しかもどこでも飲酒が可能というのも日本だけなのです。
このようなお酒の自由度は世界の常識から遠く離れて事という自覚が日本にはないのです。
読者のみなさんが海外に旅行に中に、
「あれ、お酒が買えない」と困惑した経験が必ずあるはずです。
それぞれのお国の事情があるのですが、大半の国々は、
アルコールを制限する規制が設けられているのですが、
それはアルコールを禁止する宗教の存在が大きいのです。
日本でも厳しい仏教の宗派ではお酒はNGのところもありますが、
浄土真宗系や信徒は飲酒を禁じられていません。
また総国民が一応、神道といわれますがこの宗教は、
飲酒を禁じていませんので昔から、日本人は酒席を「無礼講」と呼び、
酒に「飲まれる」ケースが多いのです。
特にイスラム教では一般的に飲酒NGな場合が多く、
インド洋に浮かぶ島国・モルディブは、イスラム教国ですが、観光立国です。
環礁に浮かぶ島でハイクオリティなリゾート・ホテルが多く
日本人にも人気ですが、ここに滞在した方によれば、
お酒を作るのも飲むのもNGで、リゾートホテルで働くバーテンダーは、
ほとんどスリランカから来ていたそうです。
アルコールの購入は絶対にできませんし、死にたくなければ、
決っして飲酒するなといわれています。
また、 キリスト教国でも厳しいのです。
アメリカもそうですが、多くの宗派がありますが
総じて飲酒に対する視線は厳しいのです。
日曜は、各種の規定があります。
例えば、ニューヨーク州では日曜日の午前中、
店でのアルコールの販売を禁止されています。
特にアメリカ南部の州は、アメリカでも敬虔なクリスチャンが多く、
日曜日のアルコールの販売は禁じられています。
アメリカでは一人でお酒を買ってのむにはすでに「アル中」とみなされます。
公共の場で周囲の者にも気をつかいながら呑むのは、正統派で「正気」だとされ、
日本のような酒を呑んでべろべろになって倒れたりしても、
絶対に誰も同情してくれないし、助けてくれません。
そもそも酩酊するまで飲むのは、「罪悪」と見られています。
「酒を呑んでいるからしょうがない」という無礼講は、
まったくアメリカだけではなく、世界でも通用しないのです。