私は1993年に韓国で水断食をしました。
この断食体験から、私は断食の世界に突入です。
そして豊田市で韓国に習ったキリスト断食施設を建設しました。
しかし、断食に来てくれた若いクリスチャンたちが低血糖でバタバタ倒れてしまい、
途方にくれていた時、豊中市から来られた方が、
北海道の方で手造酵素を教える本があり、
「私たちもホテルを借り切って酵素断食を始めた」ということで
さっそく手造酵素を造り、まず私が40日断食を試してみました。
酵素断食を本格的に開始しました。
そして2000年から灘の酒造メーカーが酵素ジュースを通信で本格的に販売を始め、
2005年から酵素断食に火がつきました。
しかも、かなり高額な酵素が販売されるようになります。
しかもある断食施設ではこの酵素さえ飲んでおればすべての万病も消え、
売りつけているようになっていきました。
自宅で簡単にできる断食という実に安易な断食が普及していくことになりました。
しかし、酵素は手造りしていたから分かりますが、
大量の白砂糖を使用します。
そして酵素断食後、必ず白砂糖中毒になるのです。
そして専門家は「酵素を外部から摂取して、酵素を補うことはあり得ない」と
指摘しています。
そこで「藤樹の宿」では、まったく役に立たない酵素断食ではなく、
「発酵薬膳」を用いたファスティングに辿り着きました。
怪しい酵素断食ではなく、確実に体に生きる発酵薬膳は確実安全なのです。
そして藤樹の宿では来会者に合わせて造りますのでコストが高くなります。
人類の最初のアダムとイヴは、悪魔の誘惑に負けましたが、
それは美味しい食べ物でした。
悪魔は「それを食べると、目が開け、神のように善悪を知るものとなる」
と誘いました。それは人類が最初に犯した罪だったのです。
この食べ物を食べればという誘惑は、毎日の私たちの誘惑ではありませんか。
このような誘惑に勝てる方法はありますか。
通常では勝てません。
私が23年間、調べた結果、勝てる方法はたった一つだと分かりました。
それは修道院の断食の領域にいくしかないのです。
「藤樹の宿」では、「修道院の断食」のようなレベルの高いところをめざしています。
この領域にいくためのプロセスが、
「発酵薬膳ファスティング」なのです。これは藤樹の宿しか日本には存在しません。