1・カルシウム
日本人にとってカルシウムは最も不足しがちなミネラルです。
日本の多くは軟水で、カルシウムを摂取する機会が
欧米に比べて低いのが理由のひとつに考えられます。
体液中のカルシウムは骨や歯の形成を助けたり、筋肉の収縮を促したり、
血液の凝固を助けたりする働きもあります。
カルシウムは、人間の身体の中に最も多く含まれるミネラルで、
その99%が歯や骨の中にあり、残りの1%は、筋肉や神経、体液中に含まれています。
日本人にとってカルシウムは最も不足しがちなミネラルです。
日本の多くは軟水で、カルシウムを摂取する機会が
欧米に比べて低いのが理由のひとつに考えられます。
2・マグネシウム
マグネシウムには血小板の凝固や血管収縮、硬化の抑制、
血圧や血糖値を下げる効果、神経伝達物質生成の促進、便通(腸の運動活発化)や
胃酸の制酸作用などさまざまな効能があります。
マグネシウムは、カルシウムが体内でしっかり働くようにサポートし、
カルシウムが骨から溶け出すのを防ぎ、血流を整える働きをするミネラルです。
体内含有量は0.14%と微量で、
カルシウムと同様にそのほとんどが骨や歯に含まれます。
カルシウムをしっかり摂っていても、
マグネシウムが不足すればカルシウムが十分に働かず、
不足しているのと同じ状態になります。
そのため、バランスよく摂取することが大事で、一般的には、
カルシウムとマグネシウムは2:1の割合で摂ると良いとされます。
3・カリウム・ナトリウム
ミネラルウォーターには、カルシウムとマグネシウム以外にも、
様々なミネラルが含まれており、
ナトリウムとカリウムを加えた4種のミネラルがラベルに記載されています。
ナトリウムと言えば、身近なものとして塩(塩化ナトリウム)を思い出しますが、
体内の含有量はマグネシウムとほぼ同じで微量です。
4分の1は骨格内に含まれ、ほとんどが細胞外液の中に溶け込んで
体液の浸透圧を維持しています。
また、他のミネラルの入れ替わりを助け、
カリウムとの相互作用で筋肉の収縮や神経伝達がスムーズに行えるように
サポートしています。
カリウムは細胞内に90%以上含まれ、筋肉や神経細胞に多く存在し、
筋肉の正常な収縮や神経伝達をしてくれます。
細胞内液に溶け込み、pH値や浸透圧を調整し、
体液を正常なバランスに保つ働きがあります。
4・リン
リンは成人の体内に存在するミネラルの中で、
とくに多いとされているカルシウムの次に保有量の多いミネラルです。
全身の組織の構成に関わる成分のため、生命や健康維持に欠かせない成分といえます。
リンの大きな特徴は「補酵素」であること。
他の成分と結合してその働きをサポートする成分のことです。
時にはビタミンと結合し、時にはカルシウムやマグネシウムとも結合します。
骨格の構成や神経伝達、糖の代謝に関わるなど、
命を維持するためには欠かせない成分です。
5・硫黄
黄はリンと同じく他の成分と結合し、その働きをサポートする役割を担っています。
とくに体内の代謝に役立っており、肌や髪、爪などの組織を作っているため、
美容・健康に一役買っている成分なのです。
硫黄はシスチンというアミノ酸に存在しており、
有害なものが体内に蓄積することを防止してくれる成分でもあります。