健康診断で高血圧が分かったら、
いきなりすぐ薬に依存せずはまず食生活の見直しから始めましょう。
そののポイントは
1・食塩は極力控えましょう。目安は1日6グラム未満です。
①汁物は 1日 1杯までにする(具だくさんで汁を少なく)
②漬け物、つくだ煮類を控える
③めん類のつゆは全部飲まないで残す
④ハム、魚の干物、かまぼこ、ちくわなど食塩を含む肉や魚の加工品は控える
⑤しょうゆやソ-スはかけるよりも、小皿に入れて付けて食べる
⑥薄味のもの足りなさを補う工夫をする
a.しょうが、にんにく、わさび、みょうがなどの香味野菜を利用する
b.こしょう、からしなどの香辛料で味に変化を付ける
c.酢やレモンなど酸味で補う
d.塩分の多い出し汁の素は控え、かつお節、こんぶ、干ししいたけなどのだしのうま味を活用する
2.肥満にならないようにしましょう
食べ過ぎと運動不足に気を付け肥満を予防し標準体重を目標にしましょう。
3.お酒などのアルコ-ル飲料を控えましょう
ビ-ルなら中瓶 1本、日本酒なら 1合、25度の焼酎では、0.5合までとします。
4.カリウムを十分補給しましょう
野菜や海藻、いも、果物などに多く含まれています。
これらの食品は不足しないよう十分に取りましょう。
食事は毎日のことですから、継続するのは大変かもしれません。
しかし、これらの事柄は高血圧の治療に役立つだけでなく、
糖尿病や心臓病などの生活習慣病を予防するうえで、だれもが気を付けたいことです。
自分の体を守るのは自分であるということを忘れずに、日々の自己管理に努めましょう。
その次はコレステロールです。動脈硬化を起こす危険な病気の要因です。
動脈硬化は、血管の壁が厚くなって血管の内側が狭くなった状態を言いますが、
これは血管壁の中にコレステロールがたまることが一つの要因とされています。
血液の中に、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が増えると、
それが血管壁に入り込んで、コブのような動脈硬化ができます。
なお、善玉コレステロール(HDLコレステロール)は
逆に動脈硬化を防ぐ働きがあります。
動脈硬化が進むと、
心筋梗塞・狭心症や脳卒中、足などの血管がつまる病気(閉塞性動脈硬化症)
になることがあります。