1日3食はとにかく摂り過ぎだという青木医師の主張は正しいのです。
NHKの調査では、平日のうち1日平均何食とるかで、81%が1日3食と答えています。
日本に戦後定着した1日3食です。
これが年齢別では、
16歳から29歳まででは、70%
60歳以上は、85%以上
70歳では90%以上
つまり高齢になればなるほど1日3食をきちんと食べているというのですが、
1日3食の根拠は何もないのです。
しかし、問題は、まずNHK調査です。
休日を除く平日の調査だということです。
NHKは休日の食事の調査をなぜしなかったかです。
できないのです。
つまり日本の場合、休日だと朝寝坊か早朝からゴルフかレジャランド、
または買い物にお出かけで外食では調査の仕様がないのでしょう。
しかし、これこそ世界の潮流ではありません。
少なくとも世界ではクリスチャンが、31%を占めていますが、
少なくとも半数は、日曜礼拝を守り、家族で教会で会食があります。
また、イスラム教は20%ですが、大半がモスクで金曜礼拝があり、会食があります。
またイスラム教徒は1日5回の礼拝もあります。
少なくともカトリック教徒が全世界で20%とイスラム教徒20%、合計40%で
信仰の中に「断食」が明文化されています。
したがって青木医師のように
16時間、空腹にして何を食べてもいいという曖昧な食を提唱してしまいます。
それが日本の健康本の限界なのです。
さて青木医師は1日3食を摂取する場合、
1・胃腸をはじめ、内臓を十分に休ませることがなく、疲弊させてしまう
2・体内で炎症がおきやすい
3・食べ過ぎを招き、肥満になりやすい
4・高血糖になりやすい
5・老化が進みやすい
など健康に様々なダメージを与える問題点をと上げておられます。
それでは1日3食の食習慣は日本でいつからなのか。
様々な説によれば、
・江戸時代初期、明暦の大火で復興にあたった大工に江戸幕府がこれまで2食から3しょくにしたからだ
・明治維新後、新政府は軍隊に3食を提供したからだ
などですが、少なくとも江戸時代までは1日2食が普通でした。
また昭和になり、10年に国立栄養研究所では
佐伯博士が日本人男性の1日平均カロリーは2500~2700㎉だとしたので、
2食ではそのようなエネルギー摂取は無理なので
3食になったんどの説がありますが、
そもそも1日2500~2700㎉は必要なのでしょうか。
基礎代謝量の数量は、
30-49 男性1500㎉ 女性1170㎉なので運動をいれたら少しおおきくなりますが、
佐伯博士の出した報告書を摂取すれば明らかにカロリーオーバーです。