3食による意識のない、食べ過ぎ症候群は、活性酸素が増加するだけではなく、
かつ駅中の栄養分が過剰になれば、血液や血管の状態も悪化するのです。
この3食の食事の内容が、ご飯(白米)、パン(白パン)、
甘いもの(ケーキなどお菓子)など糖質が多いものであること。
そして副食に肉、油ものなど資質をかなりとるようになっています。
このように糖質、脂質を過剰にとれば、血液中の中性脂肪、
また悪玉コレステロールとよばれるLDL、コレステロールが増加し、
血管の壁に付着します。
そうなれば血管は狭くなるのは当然です。
その結果は、血液の流れが悪くなることです。
すると血管の内外細胞のすき間から内膜に入り込み、
そこで活性酸素によって酸化され、「変性LDL」になるのです。
この異物となった変性LDLを血管の中の掃除屋であるマクロファージが
自分自身の中にどんどん取り込んでいきます。
そして限りなく取り込んでいくうちに、いっぱいに膨れ上がり、
やがては死滅し泡沫細胞になるのです。
この泡沫細胞が増え続ける血管の内幕を持ち上げて、血管内を狭くするのです。
変性LDLや泡沫細胞の死骸でどろどろになった血管壁は脆くなり、
血管そのものも弾力性を失って硬くなります。
このようにして「動脈硬化」は進行していくのです。
動脈硬化が心臓の動脈でおこり、
その狭くなったところに血栓(血の塊)が詰まれば「心筋梗塞」であり、
脳でおこれば「脳梗塞」なのです。
動脈硬化の危険因子
・高血圧
・肥満
・糖尿病
・中性脂肪
・喫煙
・年齢(45歳以上の男性)
・閉経後の女性
・家族に心疾患の人がいる
・前触れ症状
この動脈硬化は、厄介なことに自覚症状は無いということです。
ですから、気付いた時にはすでに相当進んでいる状態なのです。
しかし次のような症状に少しでも注意を払うと、未然に妨げる可能性はあります。
・めまいや立ちくらみを頻繁に起こす
・頭痛、頭が重い
・手足にしびれ感がある
・物忘れが多くなった
・ときどき感情を喪失する