石原医師は現場の医師の報告として
この本に「現場の医師によれば感染者の8割は仕事も含め、
通常の生活を送れるほど症状が軽いそうです。
その一方で2割の方は入院が必要なほど悪化し、
さらに一部は集中治療室に入るほど深刻な状態に陥り、重症化し、亡くなる方もいますし、
退院できる方もいます」と書かれていますが、
少なくとも11月10日現在で全国で感染者数は13.3万人、回復者数11万人、死亡者数1943人です。
これは死亡原因順位では少ない数です。
参考までに2019年の十大死因数 (日本国民死亡総数 1,381,093人)ベストテンは、
1位・悪性新生物 376,425人 27.4%
2位・心疾患(高血圧除外) 207,714人 15.3%
3位・老衰 121,863人 8.0%
4位・脳血管疾患 106,552人 7.9%
5位・肺炎 95,518人 6.9%
6位・不慮の事故 39,184人 3.0%
7位・腎不全 26,644人 2.8%
8位・欠陥性&認知症 21,394人 1.9%
9位・アルツハイマー病 20,730人 1.5%
10位・自殺 19,425人 1.5%
??位・結核 2,087
??位・新型コロナウイルス 1,943人
死亡者数は結核よりも現在少ない死者なのですが、
死に結び付くのは世界でも極めて少ない人数です。
その点を東洋経済 解説部コラムニスト、大崎 明子さんと
「新型コロナ、日本で重症化率・死亡率が低いワケ」
と題する記事が参考になりますのでご紹介します。
記事は2020.07.17付けです。
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「新型コロナ、日本で重症化率・死亡率が低いワケ」東洋経済 01
新型コロナとインフルエンザには大きな違い
――足元では新型コロナウイルスの流行再拡大の不安が広がっています。
10万人死ぬ、といった予測も流布していますが、先生はそうした見方を否定していますね。
発表されている数字はあくまでもPCR検査で判明した「PCR陽性者判明数」であり、
正確には「感染者数」ではない。
もちろん「発症者数」でもない。特に若年者の場合、
PCR陽性者が発症する可能性は低く、多くが無症状・軽微な症状で治ってしまう。
また「数十万人が死ぬ」といった予測は、
新型コロナウイルスについての前提が間違っていると考えている。