脳に毒を溜めない食事ですが、まずは糖質をなるべく控えることです。
糖質ダイエットではダメです。
糖は人間の必須ですが、摂り過ぎではなく、制限することです。
ゆえに白米より玄米となります。
玄米はこれまで書いてきましたように完全食といわれ、
微量要素、亜鉛、カルシウム、食物繊維が豊富ですし、
何よりもよく噛むことになりますので、認知症予防になります。
また唾液がたくさん出ますので消化を助けます。
また玄米以外にも精白のものは避けることです。
パンをどうしても食べたい方は全粒粉、黒パン(ライ麦パン)、
またうどんよりは、十割そばがおすすめです。
GI値とは、「食品に含まれる糖質の吸収度合いを示し、
摂取2時間までの血液中の糖濃度を計った数値」です。
2003年にWHOから「過体重、肥満、2型糖尿病の発症リスクを、
低GI食品が低減させる可能性がある」というレポートが出され、
低GI食品は、現代人に急増しつつある肥満や
メタボリックシンドロームの予防・改善の観点から、
注目されているキーワードです。
1982年に発表した概念です。
ジェンキンス博士は、最初にとる食事(ファーストミール)が、
次にとった食事(セカンドミール)の後の血糖値にも影響をおよぼすことを、
「セカンドミール効果」と定義し、提唱しています。
食物繊維の多いマメ科植物(大豆など)を含む食事は、
粘質物が消化・吸収を遅らせ、食後の血糖の上昇をおさえます。
さらにマメ科植物(大豆など)を含む食事は、血糖コントロールを改善します。
大麦+白米の「大麦混合ごはん」を食べたグループのほうが、
「白米ごはん」を食べたグループよりも食後の血糖値が上がりにくいことです。
また、朝食に「大麦混合ごはん」を食べたときのほうが、
昼食も食後の血糖値の上昇を抑えることが確認されています。
この「セカンドミール効果」でわかるように、大豆焼菓子は
血糖値を、第一食、第二食とも抑制しました。
また、白米に対し大麦混合米飯も同様に血糖値を抑制しました。
このことにより、消化・吸収もゆるやかになる上に、
小腸下部に達した糖分と食物繊維により
血糖値の低下や食欲を調節するホルモンが分泌され、
満腹感の持続にも大きな役割を果たしていると推察されます。
空腹感から間食がやめられず、
高カロリーで高GIのおやつをつい食べすぎて肥満や血糖が気になる人は、
低GIのものを選んで食べることをお勧めします。
低GIな炭水化物
春雨 GI値 32.
全粒粉パン GI値 50.
スパゲッティ(全粒粉) GI値 50.
玄米 GI値 56.