炭水化物、たんぱく質、脂質という3種類の栄養素をまとめて三大栄養素と呼びます。
ほかの栄養素に比べて食べる量が多く、
3種類ともエネルギー(カロリー)源となるため、特に大切な栄養素です。
炭水化物、たんぱく質、脂質各1gを食べたとき、
それぞれおよそ4kcal、4kcal、9kcalの熱量を生みます。
この数値からわかるように、脂質は効率の良いエネルギー(カロリー)源です。
三大栄養素には、それぞれ独特の特徴と働きがあります。
炭水化物はもっぱらエネルギー(カロリー)源として使われます。
脂質は、一部がからだで細胞をつくるための材料として使われますが、
大部分は炭水化物と同様にエネルギー(カロリー)源となります。
この2つは、炭素、酸素、水素という3種類の元素からできている化合物である
という共通点もあります。
それに対して、たんぱく質は、
炭素、酸素、水素、窒素という4種類の元素からできている化合物です。
エネルギー(カロリー)源としてだけでなく、
からだ(筋肉や臓器)をつくるための材料としても使われます。
たんぱく質を十分に食べないと、子どもは成長することができませんから、
たんぱく質は三大栄養素のなかでも、特に大切な栄養素と言えるでしょう。
からだの筋肉や内臓は大人でも、毎日少しずつ入れ替わっています。
ですから、子どもだけでなく、
脂質はエネルギー源として使われたり、
細胞膜や臓器、そして神経などの構成成分となったり
ビタミンの運搬を助けたりするなどの役割があります。
その他、体温を保ったり、肌に潤いを与えたり、
正常なホルモンの働きを助ける(とくに女性ホルモン)といった働きがあります。
その為、脂肪の減らしすぎには注意が必要です。
とくに女性は美容や健康を損なうことになりかねず、
美しい肌や髪のためにも、ある程度の脂質が必要です。
しかし、摂取量が多すぎると脂肪として蓄えられ、肥満の原因となります。
ただしここで重要なのは、どのような脂質を摂取するかです。
今、脚光を浴びているのが、オメガ3,オイレン酸が多い、
エクストラバージンオイルなどです。
また中鎖脂肪酸の多いココナツオイルです。
オメガ3系脂肪酸を多く含んでいることから、
健康オイルとして注目を集めているのが、アマニ油とエゴマ油です。
これらは熱分を入れないでスプーン一杯を摂るといいのです。
オメガ3は1日に2gとるといいとされています。
「日本では魚の摂取量が減っていますが、魚はオメガ3の宝庫なので、
週3回以上、月に15~30回は魚を食べるのが理想的です。
えごま油やアマニ油と組み合わせて1日2g以上のオメガ3の摂取を心がけてください。
えごま油やアマニ油をそのまま飲むのに抵抗がある人は、
料理や飲み物などにティースプーン1杯分をちょい足ししてもOKです。
卵かけご飯に、味噌汁にといろいろなアレンジを。
味噌汁など加熱した料理でも、最後にちょい足しするだけなら酸化は防げます
ヨーグルトにちょい足しすると酸味がマイルドになり食べやすくなります。
乳酸菌と油の効果で便通もサポート。
また、
・納豆に
・冷奴に
・サラダに
・おにぎりに
・トーストに
・スムージー
にも適しています。