先般もパナソニックの圧力鍋(電気釜)を買い替えたのですが、
その中にレシピ集が入っていました。
驚いたことにすべて肉料理でした。
先般、朽木のてんくうの湯でサウナに入っていたら年齢関係なく、
焼き肉の話に花が咲いていましたし、藤樹の宿に来られる方の多くは、
「肉は食べてはいけないのでしょうか」とか「酒はダメですか」という質問が多く、
テレビでも然り、肉食礼さんの嵐です。
ですからベジタリアンへの偏見もさることながら
ファスティングも興味本位で来会される方も多いのが日本の現実です。
これが世界から100周遅れの一環です。
ついでに世界から100周遅れの代表的なことをあげておきましょう。
1・女性蔑視は世界最悪
2・無宗教が当然とする国は日本と中国と北朝鮮だけだという自覚が日本にはない
3・ファスティングが世界の半数が年間で定期的にしている意味が全く分からない
4・精神病院が異常に多い国であることを知らない
5・世界最悪の食品添加物王国であることの自覚がない
6・食糧自給率が先進国最悪の37%であり、
戦争への食糧備蓄ゼロの国だということを知らない
まだ数えたら切りがありません。
肉食は世界の半数を占めるキリスト教、イスラム教の聖典で否定されているのですが、
上記の2の国であるため、3が分からず、
4~6の問題意識もないという実に不思議な国になっています。
世界で今やセレブはベジタリアンで肉を一切、食べない方が急増しています。
しかし、日本人は真逆なのです。
アメリカの映画界代表するトム・クルーズは完全菜食で知られています。
また元ビートルズのポール・マッカートニーは80歳ですが完全ビーガンです。
また歌手マドンナは62歳ですが完全菜食かつマクロビアンで知られています。
では世界で肉食がなぜ拡大していき、
肉食主義の源はバイキングといわれる北方ゲルマン民族です。
国際ブリタニカ辞典では次のような説明があります。
・・・8世紀末から 11世紀中頃までヨーロッパ,ロシアに侵入,
略奪と商業によって大きな影響を与えた北方ゲルマン族の総称。
初めは小規模で一時的な略奪行為であったが,
次第に国王みずから統率する大船団による略奪遠征,
あるいは妻子を伴った植民,領土獲得となり,中部イングランド,
北フランス (ノルマンディー) は主として
スウェーデン系バイキング (→バリャーグ人 ) は主として東方へ向い,
ロシア,コンスタンチノープルで武装団,商人として少なからぬ役割を果した。
アイスランドに植民し,11世紀初めにはシチリア島に国家を建設した。
他方原住地においても多数の小王国が統合され,北欧3国が建設された。
バイキングによる海外進出の結果キリスト教と西ヨーロッパ諸国の文化が流入し,
商業,都市の発達,貨幣鋳造などが行われた。
このような北方ゲルマン族のエネルギーは,
人口増,土地不足に原因を求められている・・・・
とあり、彼らの食は肉だったのです。
そしてキリスト教を受け入れたのでヨーロッパのキリスト教は肉食となったのです。