高GI食が糖尿病の原因なので、糖質制限は大きな間違いをしていることになります。
ましてや糖質制限ダイエットなど本末転倒、殺人行為なのです。
昨日、食品のGI値を書きましたが高GI食を食べ続ければ、いとも早く血糖が上がり、
それを防ぐために血糖値抑制ホルモンが出ます。
中でも砂糖は血糖値が急激に低下しますが、
この一覧のようにパンとコメなどの低GI食はゆるやかです。
つまり高GI食が高いほどインスリンの分泌が大量になり、血糖値が急激に抑制されます。
血糖値が上がり続ければ、人は死ぬので当然、インスリンで下げようとするからです。
砂糖は一気に下げようとしますので、そこで起こるのが低血糖なのです。
すると脳の食欲中枢が刺激され、「食べろ」という指令が発せられます。
特に体が求めるのは甘いものです。
それは血糖値を急上昇するからです。
血糖値を砂糖の甘いもので急上昇させ、
また抑制するインスリンが大量に出るという血糖のジェットコースター現象になります。
これを繰り返すと膵臓からインスリンは放出されぱなしとなってしまいますので、
血糖値は低血糖レベルに押さえられたままになる慢性低血糖です。
何度も書いていますが、血糖値が下がると、
空腹、発汗、ふるえ、疲労、脱力感、思考力の低下といった症状が生じますが、
重度の低血糖では、錯乱、けいれん発作、昏睡などの症状がみられます。
さて、今も人気のある糖質制限ダイエットですが、糖質を摂らない食事法で、
今日のダイエットブームで一番の人気のある方法ですが、
これほど危険なダイエット法がなぜ人気なのかです。
誰が考えても糖質を一切摂るなというのは、
三大栄養素(炭水化物、たんぱく質、脂質)のどれ一つも欠かしてはならないものですが、
ダイエットのために一切の炭水化物を摂取しないのは常識外れの
殺人的ダイエットが日本でまかり通るのですから恐ろしいことです。
これはほんとうにファスティング医学、哲学がない
日本の愚かさだと言わざるを得ません。
糖質制限をすると寿命は3割も短くなると専門家いいます。
そして根本的に糖尿病の原因は、
糖質(炭水化物)にあるということがそもそも間違いのもとなのです。
先進国の食事はあまりにも不自然だったと指摘した1977年に発表された
アメリカのマクガバンレポートです。
欧米型の食生活が根本的に違っていたのだということを証明した貴重なレポートで
アメリカの食と医療を根底から変革したレポートでした。
欧米型の食事はガン、心臓病、糖尿病を生み出していたのだ、
すぐさま改めなければならないと提言しています。
肉食中心の飽食、美食の食生活そのものだと指摘し、
アメリカは20世紀の初頭の食事に戻らなければならない。
高カロリー、高たんぱく、高脂肪、高精白、高砂糖から
解放されなければならないことを証明したのです。
そして人類が到達した理想的な食事が存在している、
それは日本の伝統食なのだと指摘しています。
しかし、それは元禄以前、つまり江戸初期の玄米菜食の日本食のことで、
まさに糖質制限ダイエットで糖質(炭水化物)をを悪としてきた、
お米文化の日本食が人類の最高の食としたのです。