私は今回の新型コロナワクチンだけではなく、
ワクチンそのものを疑問視していました。
それは2009年4月日: メキシコ・ベラクルスの町で発生した
原因不明の呼吸器感染症集団発生がWHOに報告された豚インフルエンザです。
その30年前の1976年にも豚インフルエンザが米軍基地で発生。
この記録は次のようです。
以下は(WIRED NEWS 原文(English))からの引用です。
・・・これは1918年のスペイン風邪を想起させる出来事だった。
同年、第一次世界大戦の前線から、インフルエンザに感染した兵士たちが帰還し、
たちまち世界中に感染が拡大。
これにより、少なくとも2000万人が死亡したのだ。
スペイン風邪の感染者は、世界全体では6億人(当時の全人口の約3割)、
死者4000〜5000万人という数字もある。
発生源は1918年3月米国シカゴ付近で、米軍のヨーロッパ進軍とともに大西洋を渡り、
5月-6月にヨーロッパで流行。
情報がスペイン発であったためスペイン風邪と呼ばれた。
のちにアラスカの凍土から発掘された遺体から採取された
ウイルスの分析(日本語版記事)で、H1N1亜型であったことと、
鳥インフルエンザウイルスに由来するものであった可能性が高いことがわかっている。
米国の保健当局は新たな流行を恐れ、国中の老若男女を対象にした
予防接種プログラムの承認を、当時のフォード大統領に求めた。
フォード大統領は1億3500万ドル(現在の価値では5億ドルに相当)という巨額を投じ、
実行に移すことを決めた。
1976年10月、集団予防接種が開始された。
ところが数週間もたたないうちに、
注射の直後にギラン・バレー症候群を発症した人の報告が入り始めた。
ギラン・バレー症候群とは、麻痺を伴う神経疾患だ。
2カ月足らずで500人が発症し、30人以上が死亡した。
ギラン・バレー症候群は一般に、カンピロバクター、マイコプラズマなどの
ウイルスや細菌の先行感染に引き続いて発症する。
感染源に対する抗体が、誤って自己の末梢神経も攻撃してしまうという
自己免疫応答によって発症すると考えられている。
主に筋肉を動かす運動神経が障害され、四肢に力が入らなくなるが、
重症の場合、中枢神経障害性の呼吸不全が生じる。
騒動は拡大し、危険を冒してまで予防接種を受けたくないという人が増え、
12月16日、当局は突然プログラムを中止した。
結局、4000万の米国人が予防接種を受け、豚インフルエンザは流行しなかった。
より精密な調査を実施した結果、1918年のインフルエンザ・ウイルスより
はるかに致死性の低いウイルスだということが分かった。
豚インフルエンザそのものによる死者は、確認されている限り、
不運なLewis二等兵のみだった。
このプログラムに対する評価は賛否両論だ。
フォード大統領の決断は同年の大統領選挙を意識したもので、
さらに、製薬会社の言いなりになったという批判もある
(フォード大統領は選挙に敗れたため、前者については効果がなかったようだ)。
一方、官僚主義の保健当局がこれだけ効率的に動いたことに対しては称賛の声もある。