パンで餌付けさせられ、パンに合うされる牛乳の消費も増加ていきます。
そのキャッチフレーズは「牛乳はカルシウムが豊富で栄養価が高い」でしたが、
これが真っ赤なウソであることに気が付くのは、
2000年に発行された新谷ドクターの「病気にならない生き方」でしたから
50年も誰も気づかずに、アメリカにまんまと騙されてしまったのです。
戦勝国、アメリカ人の体格が良いのは、子供の時からパンを食べ、牛乳を飲んで、
肉を食べているからだというアメリカのマインドコントロールにひっかかって半世紀。
日本人は確かに背も高くなり、体格も良くなりましたが、
マクドナルドを100万個食べてもアメリカ人になったのではないのです。
そして日本では粉ミルクが普及していきます。
母乳より粉ミルクで育つキャンペーンが繰り広げられていきます。
その最たるものが「ミルクで育てられた赤ちゃんコンテスト」でした。
しかし、その子供たちの多くが後にアトピー性皮膚炎で苦しむことになるのです。
そして戦後、日本に持ち込まれたのがアメリカ版の現代栄養学でした。
その栄養学は「日本人の主食である米などでんぷん質に偏った食事から、
栄養バランスの良い牛乳、肉類などの動物性たんぱく質を摂ろう」という
キャンペーンが保健所の栄養指導、ラジオ、新聞で毎日、展開されていきます。
そして病院では粉ミルクの育児指導、また学校給食で日本人は徹底的に牛乳神話に
マインドコントロールされてしまいました。
このアメリカ式近代栄養学はあくまで東洋人ではなく、
欧米白色人種の栄養分析だけでかなり偏ったものだったのです。
たとえば牛乳に主要成分である乳糖を分解する酵素の一種、
ラクターゼは民族によって相当な開きがあります。
つまりラクターゼの不足は乳糖を分解できないのです。
デンマークなど白人では、数パーセントしかいないのに、日本など東洋人は、
80%を超えています。
つまり民族的にも東洋人には乳糖を消化できる酵素が極めて少ないということなのです。
つまり、チーズ、ミルク、クリーム、バターなどの乳製品に含まれる
カゼイン(たんぱく質)は、東洋人は白人に比べて、極めて吸収されにくく、
未消化のままで腸の上部に蓄積されて、
胃や腸、膵臓、胆のうの機能を低下させてしまうのです。
東洋人のDNAは何万年によって形成されてきました。
四季ゆたかで降雨量の多い、日本は瑞穂の国です。
日本人には牛乳は必要ない国が形成されてきました。
しかし、日本は敗戦後、原爆を落としたアメリカに異常な憧れを持ち、
スマートなアメリカ兵、そしてハリウッドの映画スターに酔いしれ、
牛乳と肉でアメリカ人のような生き方、生活様式にあこがれたのです。
1971年それを見越し、餌付けが完成したのを見届けたマクドナルド社が、
銀座からハンバーガーの店がスタートし、
あっという間に全国にフランチャイズチェーンが展開されていきますが、
そして今もドライブスルーには今も自動車が列をつくって、
順番を待っています。
日本人がたとえ100万個のハンバーガーを食べても
アメリカ人のような巨体、肥満の体にはなりません。
確かに日本人は背も高くなり、体格も良くなったのですが、
その反面、何が起こったのでしょうか。
それはアトピー性皮膚炎、様々なアレルギー性疾患、気管支喘息などです。
そしてガンが急増し、心臓病、脳血管障害などの生活習慣病が蔓延してきたのです。