現在、超高齢化社会で問題となっているのが、アルツハイマーと骨粗鬆症です。
今もなお牛乳はカルシウムの宝庫なので、
骨粗鬆症予防にはもっと牛乳を飲もうと宣伝をしまくっています。
しかし、かつての日本には骨粗鬆症などほとんど存在していませんでした。
しかし、現在40歳以後の骨粗鬆症の発症率は、1950年と比較して、約3倍も増加し、
増え続けています。
その効くはずの牛乳など乳製品は20倍に増加しているので、
もし乳製品が骨粗鬆症に効くのなら、すべて完治し、
日本に骨粗鬆症患者はゼロになっているはずです。
何と牛乳消費量が増加すれば、骨粗鬆症も増加するという正比例なのです。
つまりカルシウムが多いほど骨を丈夫にするのではなく、
真逆にもろくしてしまうということになります。
このメカニズムを説明します。
牛乳などの乳製品を過剰にとり続けた場合は、骨がもろくなる可能性があるのです。
脱灰(血液が酸性よりに傾くことは、生命にとって危険なことですので、それを中和するために体は、骨や歯からアルカリ性であるカルシウムを溶かして血液中に送り込むこと)
が進むと、アレルギーやリウマチなどの自己免疫疾患のリスクを高め、
様々な病気をもたらします。カルシウムは過剰に摂るのではなく、
骨からカルシウムを失わせないようにすること、
そして骨が正しく再石灰することが何より大切です。
さらに重要なのは、カルシウムと一緒に働く兄弟ミネラルのマグネシウムです。
実は、カルシウムを正しく働かせる為には、
マグネシウムが重要な役割を担っています。
一般的にはカルシウムとマグネシウムの比率は1~2対1が良いと言われているので、
牛乳のカルシウムとマグネシウムの含有量比率はほぼ10対1ですから、
牛乳の過剰摂取は、マグネシウム不足となり、その結果、
カルシウムも正しく働かなくなります。
血液中のカルシウムには神経伝達やホルモン分泌など
細胞間の電気信号のような役割があります。
脱灰の促進や、カルシウムとマグネシウムのバランスの崩れが原因で、
細胞間の電気信号のやりとりがうまくいかなくなるため、
様々な健康上の問題が生じることも推測されます。
これをミルク・パラドックスといい、栄養化が高いのが真逆になるのです。
実際に北欧では牛乳消費は世界でもトップレベルなのですが、
骨折率は世界平均の5倍といいます。
白人との体格の違いとか日照時間が少ない要因もあるのですが、
最大の要因はルク・パラドックスなのです。
そして日本はどうでしょうか。
パン給食が全国的に開始されたのは1960年代からですが
確かに身長も大きくなりました。
しかし、不自然な食事で大きくなって、
急激に変化して内部に大問題が発生しています。
つまり長寿の基礎的なカダラ形成ができていないのです。
アメリカの食民地政策で
このお先棒をかついで儲けた日本政府、官僚、そして食品産業。
そして親たちの無知、勉強不足です。
さらに問題は食生活は青少年の人格形成や非行などに多大な悪影響を与えています。
また乳製品は臓器のあらゆるところに悪影響を与え、
多くの病気を巻き起こしているのです。
乳製品の影響を最も受けやすいのは、
生殖器官、甲状腺、中脳で、粘膜、脂肪の沈着からガンの形成となっていきます。
最近の不妊症も乳製品の影響もあるのです。