コンビニで、スーパーでサンドウィッチと同じく人気なのはお弁当です。
弁当といえば幕の内弁当でしょう。
その中に必ず入っているのが、ウィンナーソーセージです。
他にもコロッケ、焼き鮭、海老天、厚焼き玉子、唐揚げなど具沢山です。
この弁当の裏には必ず、亜硝酸ナトリウム(Na)と明記されています。
最近は、ローソンなどでウィンナーを入れていないので表記がないのもありますが、
幕の内弁当が具沢山にはリスクがあるのです。
コンビニ弁当はNa以外にも少なくとも20種類以上の添加物が
具沢山の中にバッチリ入っています。
それだけに食べた後、胃がもたれるなどということが起こるのです。
そしてコンビニ弁当では天ぷら、コロッケ、唐揚げなど揚げ物の種類がありますが、
この揚げ物には、有害な過酸化脂質という問題があります。
揚げ物を揚げる油なのですが、この油が酸化されて起こるのが、過酸化脂質です。
動物実験でも投与量を多くしたら死んでしまったのですから、有害です。
いわゆる油焼けで、古くなった魚の干し物、ポテトチップスを食べると
お腹が痛くなる、下痢をすると起こるもので、
これは有害な過酸化脂質が原因です。
家庭での天ぷらなどは新し油で揚げますが、
毎日、大量の天ぷら、コロッケを揚げている製造現場では、
揚げるたびに油を取替えるのはコスト的にできませんから何度も使用します。
しかも高温になればなるほど過酸化脂質ができますので、
非常に危険なものになっています。
それだけにコンビニ弁当ではこのような揚げ物は危険なものになっています。
スーパーには、有名なハムメーカーのハム、ウィンナー、
サラミが置かれていますが、当然、これらにも亜硝酸ナトリウムは使用されていますが、
その製品の表示に「酸化防止剤(ビタミンC)」とあります。
これは抗酸化作用のあるビタミンCで肉が酸化するのを防ぐという意味なのですが、
それは表向きの理由で、本当はニトロソアミン類ができるのを防ぐ
ということのためなのです。
ビタミンCはニトロソアミン類の発生を抑制する働きがあるからです。
しかし、完璧に防いでくれませんのでニトロソアミン類は実際に発生しています。
本来、食品に発色剤・亜硝酸ナトリウムをなぜ使用しているのかが問題です。
これだけ毒性の強い亜硝酸ナトリウムですが、
ある実験では、中毒の例をケースにして、人の致死量0.18~2.5gとなります。
最小の0.18とは、猛毒の青酸カリの致死量と同じなのです。
それゆえ厚労省も使用量を厳しく制限しています。
市販のハムヤーコン、ウィンナーソーセージを食べて
すぐ具合が悪くなりませんが、
そのような添加物をそもそも何故、認可しているのでしょうか。
全国にはNaを使用していないハムメーカーもあります。
また信州ハムのグリーンマークのウィンナー、ベーコンも使用されていません。
ただし「加熱調理をしてください」という表示がありますが、
それはそもそもNaとは、
食中毒を予防するということから使用が認められているからです。
豚肉などの中にポツリヌス中毒(注01)を予防するのです。
注01 ポツリヌス中毒とは
腸詰中毒。ボツリヌス菌がつくりだす毒素によって起る食中毒。視力障害,散瞳,嚥下障害,呼吸困難,発語障害,唾液や汗,涙の分泌障害などを主症状とし,発熱はなく,意識は明瞭である。これは日本にはないとされていたが,1951年5月に北海道岩内町で「いずし」を食べて 14名が発病 (うち死亡4名) ,84年6月には熊本市内の食品業者が製造した「からしれんこん」による発病者が全国で 36名 (うち死亡 11名) 発生した事例が報告された。治療は抗毒素によって行われる。
(ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「ボツリヌス中毒」の解説から)