5年ぶりにカテゴリー「私のファスティング(断食)体験 」を復活させて、
「ビールファスティング」の体験記を書きました。
2/19-23の5回で連載しましたが、私は断食施設を運営して30年になります。
思えば1995年に豊田市で断食祈祷院をオープンするにあたっても、
様々な断食を実験しました。
数えてみましたら
1・寒天断食
2・ミルク断食
3・ニンジンジュース断食
4・お粥断食(具材抜き)
5・味噌汁断食(具材抜き)
他にも数種類の断食を試してみましたが、基本的には
お手本とした韓国・オサンリ祈祷院(当時で収容人員30000人)に倣って、
水と塩の断食でスタートすることにしました。
断食施設を運営する者は、人の命を預かるのが断食指導ですから、
第三者に断食指導するにあたっては、
自分で実験するのは当然、なすべきことなのです。
これを全く体験していない断食指導者はまさかいないでしょう。
もしもおられたら、直ちに断食施設運営は止めていただきたいものです。
必ず、重大事故に対応できず、最悪の事態になるからです。
さて、1995年秋にスタートして、
1996年夏に愛知県内の福音派の若者クリスチャンたち50名ほどが
敷地内でキャンプしながら、断食ということになりました。
しかし、水断食だったので、2日目から低血糖でバタバタと相次いで倒れてしまい、
大変なことになりました。
しかし、その時に断食祈祷に来ておられた牧師が持っておられた
ドイツ製の蜂蜜を舐めさせたら、一気に回復したのです。
するとそれを見ておられた女性クリスチャンの方が、
「蜂蜜は高額なので、手造り酵素ジュースがいいのではないか」と
提案してくださり、手造り酵素ジュースの本を購入して、
1996年の秋でしたが、愛知県は果物が豊富な農業県でもあり、
白砂糖12㎏を投入し、白砂糖の浸透圧で手造り酵素ジュースを仕込みました。
1週間ぐらいで白砂糖は溶け、果物の水分と混ざり合った
酵素ジュースが出来上がりました。
これは発酵していないし、お酒でもなく、単に果物の白砂糖漬けジュースであり、
これで蜂蜜に代わるものがみつかり、さっそく実験断食をしました。
第1回目は1週間断食でした。
ちょうどその頃、アメリカのビル・ブライト師(キャンパスクルセード創始者)が、
全米の牧師に40日断食聖会を1993年に招集され、
その記録の本が発行されました。
その本をアメリカの友人が送ってくださったのです。
私は㈱パトモス社の代表でしたし、
特に2年前から隔月誌「リバイバル」を発行していましたので、
これを購読しておられた方でした。
さっそく翻訳交渉をして、パトモス社から発行しましたが、
日本でも40日断食祈祷聖会を開催するように導かれ、
この手造り酵素ジュースを用いることになったのです。
そして今度は40日間断食の実証実験をすることにしました。