ある週刊誌に「昭和の怪物研究」と題して
故・日野原重明医師(注・01)が取り上げられていました。
日野原先生は、カロリー消費量を1日1300㎉と定めて、
食生活を組み立てておられました。
ちょうど70歳の時です。
70歳の男性平均摂取カロリーは1850㎉とされていますので、
ちょうど70%となり、腹七分です。
70歳の時の献立
朝食
コーヒー
ミルク + 大豆レシチン(パウダー)
生ジュース + オリーブオイル(大さじ1杯)
昼食
ミルク
クッキー 2個
夕食
たっぷりの野菜
豆腐 半丁
魚、肉
漬物
ごはん(茶碗半分)
味噌汁
食事は1日1食です。野菜、果物をたくさん食べ、魚中心で炭水化物は少しだけ。
百歳を超えて元気に活躍する方は、日野原医師のような超少食実践者なのです。
(注・01)日野原 重明(1911年10月4日 - 2017年7月18日[)
京都帝国大学医学部副手、大日本帝国海軍軍医少尉などを経て、聖路加看護大学学長、聖路加国際病院院長、国際基督教大学教授、一般財団法人聖路加国際メディカルセンター理事長、一般財団法人ライフ・プランニング・センター理事長、公益財団法人聖ルカ・ライフサイエンス研究所理事長、英知大学客員教授などを歴任した。
京都帝国大学医学部第三内科副手、大日本帝国海軍軍医少尉等を経て、聖路加看護大学学長、聖路加国際病院院長、国際基督教大学教授、自治医科大学客員教授、ハーヴァード大学客員教授、国際内科学会会長、一般財団法人聖路加国際メディカルセンター理事長等を歴任した。日本循環器学会名誉会員となり、勲二等瑞宝章および文化勲章を受章した。京都帝国大学医学博士、トマス・ジェファーソン大学名誉博士(人文科学)、マックマスター大学名誉博士。専門は内科学で、成人病と呼ばれてきた血栓によってひき起こされる心臓病、脳卒中の予防につなげるため1970年代から「習慣病」と呼び、旧厚生省はこの考えを受け入れ1996年に「生活習慣病」と改称し、その後広く受け入れられた。
1995年3月に発生したオウム真理教による「地下鉄サリン事件」では、
聖路加国際病院を開放する決断を院長として下し、
外来患者の診察など通常業務をすべて停止し、
83歳の日野原は陣頭指揮を執り、被害者640名の治療に当たった。
これができたのは、この3年前に日野原が北欧の病院の視察からヒントを得て
日野原の発案で大災害を見越して廊下、
待合室の壁面に酸素配管約2,000本を設置していたことや、
広いロビーや礼拝堂を設けていたからである。