少食は大きな誤解を受けています。
1日で1食、しかもカップラーメンだけ、
菓子パン1個だけとかこれは極めて危険な方法です。
少食ほど質が第一なのです。
そして栄養を完全に備えた食物なにすべきです。
1・主食は、白米より玄米
2・白パンより、黒パン
3・白砂糖より、黒砂糖、蜂蜜
5・野菜は大根、ニンジンなど一物全体を食べること
つまり精白食はダメで微量要素が入ったものが第一です。
以前は栄養素として、糖質・脂質・タンパク質で3大栄養素といいます。
それに加えて3大栄養素に微量元素であるビタミン・ミネラルを加えたものを
5大栄養素といい、これらも生体にとって必要な栄養素なのです。
主に3大栄養素は、体内でエネルギー源やからだの組織をつくる働きをし、
ビタミン・ミネラルは体の調子を整える働きをします。
中でも最近、微量ながらも体の健康維持に欠かせない栄養素で、
カルシウム、鉄、ナトリウムなどの16種類の必須ミネラルがあります。
ミネラルの主な働きとしては、骨・歯など体の構成成分になったり、
からだの調子を整える働きがあります。
ミネラルは体内で合成することができないため、食事からとることが必須です。
不足すると、鉄欠乏性貧血、ヨウ素不足による甲状腺腫などの欠乏症を起こします。
また、カルシウム不足で骨粗鬆症になるなど、
さまざまな症状が発生します。
この逆に取り過ぎた場合も過剰症を引き起こします。
鉄や亜鉛をとり過ぎると中毒を起こしたり、
ナトリウムをとり過ぎると高血圧症に繋がります。
またマグネシウムは人体に必要なミネラルの一種で、
リンやカルシウムとともに骨を形成するほか、
体内のさまざまな代謝を助ける機能を持ち、人体に必要なミネラルの一種です。
成人では、体内に約20g~30gが存在し、
その約6割はリン酸マグネシウムや炭酸水素マグネシウムとして骨や歯に含まれ、
残りは筋肉や脳・神経に存在しています。
300種類以上の酵素を活性化する働きがあり、
筋肉の収縮や神経情報の伝達、体温・血圧の調整にも役立っています。
マグネシウムが不足すると骨の形成に影響が出るほか、
不整脈や虚血性心疾患、高血圧、筋肉のけいれんを引き起こします。
また神経過敏や抑うつ感などが生じることもあります。
アーモンドをはじめとする種実類、魚介類、藻類、野菜類、豆類などに
多く含まれています。
私たち日本人は歴史的にマグネシウムの多く含まれている
未精白の穀物や植物性食品を摂取してきた民族といわれ、
特にマグネシウムを玄米から摂る方も多くなっています。
ゆえに玄米300gから1日に必要なマグネシウムが摂れますが、
白米なら1.4kgにもなってしまいます。
それゆえに玄米食がブームになっています。