甲田医師の病気を治療するための少食は、
かなり厳しい指導がなされています。
たとえば
1・胃潰瘍
2・ぜん息
これらはまず
・スイマグを飲んで便を出し切ってから、
玄米重湯での減食指導をおこなう
・これでかなり改善される
しかし、
3・肥満
4・血圧が高くなってきた
5・仕事に根気がなくなって来た
6・冬場にはきまってノドが痛くなる
7・いつも風邪を引く
これを解消するのに少食をしたいという方
・急いだ無理な少食はしない
・体質を徐々に変えていく
・虚弱体質を健康体にしたい
・このためには10年を必要とする。
・1年ごとに食事量をゆつくり減らして、1/20~1/10に減らしていく
・それはこの量に体が適応するからである。
・問題はそれを継続する力があるかどうか
・何年も根気があって目標に到達できる覚悟があるのか
こうしたことを列挙されておられますが、
昨日に私が指摘したように1年ごと、そして10年間の時を要するというのは、
残念ながら普通の人間は耐えられません。
なぜなら食の誘惑はすさまじいものがあります。
そして宗教的領域にいかないと解決しないとなれば、
日本では少食の普及は困難です。
宗教的な領域ではなく、
少食ファスティングのライフスタイルを確立することが必要で、
そのエビデンスが確立し、科学的に納得して、
日常生活に取り入れていくことしか、日本では普及しません。
私はこの領域を明確に書き記しているのが、
修道院の医学だと最近、発見しました。
そして少食に移行するのは、修行的宗教ではなく、明確な目標を設定し、
そこまで導くことのできる助言者、導き手が必要なのです。
アメリカで起こったファイナンシャルプランニング(略してFP)のような
「ライフプランナー」(略してLP)が必要なのです。
しかも合理的で科学的な説得力ある言葉で導く必要があります。
神がかりや神頼みでは長続きも、国民的にも受容されずに、
立ち消えることになります。
事実、少食運動は、甲田医師一代で終わっています。