鶴見医師は油が多いとがんになる仕組みを
1・油過多摂取
2・胆汁うっ滞
3・二次胆汁酸出現
4・亜硝酸と反応
5・腸内でニトロソアミン出現
6・発がん
つまりガン化するのは、油だけではなく、肉や魚を同時に摂取したためなのです。
では油は危ないのかいいますとそうではありません。
油は人間の身体に必要な栄養源です。油の栄養として有効面は
1・エネルギー源として最大のカロリーである。
2・生体膜(細胞膜)の原料ある
3・脂溶性ビタミン(注・01)に大きく関わる
4・エイコサノイド(注・02)として作用
5・神経の外側であるミエリン(注・03)の素材なる
6・皮下脂肪(注・04)の働き
7・繊維、水と並んで油は便を形成し、すみやかに出す働きをする
8・ホルモンの原料(注・05)
脂溶性ビタミン(注・01)
バター脂、肝油、卵黄脂、魚油、大豆油、胚芽(はいが)油などの中に含まれ、ビタミンA・D・E・F・K・Uなどがある。
エイコサノイド(注・02)
プロスタグランジン,トロンボキサン,ロイコトリエンなど,アラキドン酸もしくはその類縁脂肪酸を出発物質として合成される生理活性物質の総称.
ミエリン(注・03)
有髄神経細胞の突起である軸索の周りを巻いて包む渦巻状の膜構造物で、その膜をミエリン鞘(しょう)または髄鞘とよぶ。髄鞘そのものをミエリンとよぶこともある。中枢神経ではオリゴデンドログリア細胞(略してグリア細胞)の、末梢(まっしょう)神経ではシュワン細胞の細胞膜が何重にも巻き付いてできる。これをミエリン形成という。
皮下脂肪(注・04)
哺乳類の体表のすぐ下に発達した脂肪層。体毛の発達した動物では量が少いが,体毛の比較的少い動物や水生哺乳類にはよく発達している。ヒトで最も発達しているのは成人女性で,全身的に大量の沈着がみられ,女性の体形を特徴づけている。これに次ぐのは思春期以前の男女で,成人男性でも量的には少いが全身に必ず存在する。
ホルモンの原料(注・05)
油が必要な理由のひとつが、“女性ホルモンは油でできている”から。 「不足すると、肌や髪にツヤがなくなって生理が止まったり、トラブルが発生する人もいます」。 逆に、女性ホルモンの元となる良質な油を摂れている人は肌や髪が美しく、生理痛も起こりにくい。