最近、注目されているのが甘味依存症です。
その犯人は人工甘味料です。
その甘味依存症は、麻薬、覚せい剤、アルコールとまったく同じ作用をします。
大西医師はこのような具体的な患者さんの体験を紹介しておられます。
男性〇〇さん
ダイエットをめざした男性〇〇さんは、今まで飲んだことがなかった
ダイエット・ソーダーを飲み始め、3,4ヶ月は時々が、
そのうち毎日飲むようになり、いつの間にか無性に甘いものが欲しくなりはじめ、
毎日、アイスクリームを食べるようになります。
さらに間食も増え、あわせてつまみも食べるようになります。
このためジョギングなどで減っていた体重がどんどん増加し、
ダイエットソーダーを飲み始めた頃から、体重減はピタリと止まり、
増加していきました。
そこで彼はこの理由はダイエットソーダーにあると考え、
ミネラルウォーターに切り替えたら体重は減り始め、間食もしなくなった。
という内容です。
このことからダイエットソーダーによる依存症の兆候がでています。
そのプロセスは
1・ダイエットソーダーを飲み始めたら不思議と毎日飲み始めた
2・無性に甘いものが欲しくなった
3・そして毎日、アイスクリームが食べたくなった
4・間食もほしくなり、つまみ(おそらくお菓子)も食べるようになった
そして運動していても体重は減らない。
私自身が酵素ジュース断食でこの男性〇〇さんと同じ経験をしました。
酵素ジュースは白砂糖で果物や野菜または野草などを抽出した
白砂糖漬けの砂糖ジュースです。
発酵ではなく、抽出なのでそうなるのです(つまり砂糖はそのまま残っている)。
上記のような1~4の状態になって体重はみるみるうちに増加していきました。
しかも、農作業やウォーキングもしていました。
そして間食、特に甘いものやお菓子が無性に欲しくなるという現象が起こりました。
そして酵素ジュースは確かに水断食が苦しいから、
それを緩和するために私の断食施設で1996年から始め、
2000年には灘の酒造所が、OEMで大々的に酵素ジュースを750㏄で
1万円前後で大量に販売するようになりました。
私はこのような経験から絶対にファスティングには酵素ジュースは
使用すべきではないと確信しています。
このパターンは甘味依存症だったのです。
依存症は、一般的には「中毒」というのです。
その原因はドーパミンの乱れにあります。
甘味依存症のチェック
□甘いものなしで1日の生活ができない
□嬉しさ、感情の変化がある時、特に甘いものを食べする
□お腹が主食でいっぱいになってからも甘いものを欲して食べてしまう
□食べ終わったら次の甘いものを何にするか考えている
これに該当したら完璧な甘味依存症です。