アメリカの大学では人工甘味料は腎臓に悪い影響を与えると発表されています。
ハーバード大の追跡調査で
人工甘味料使用のソーダ水を2缶以上飲んでいた方はそうでない人より
30%も腎臓の機能が低下していたといいます。
コロンビア大の追跡調査では、人工甘味料は
血管系疾患の発症リスクが43%も高いと言います。
人工甘味料は体重増加や肥満を防ぐ健康的な代替用品なのに長期的に
大きな問題を起こしていくのです。
このような人工甘味料は5種類です。
1・サッカリン
2・アスパルテーム
4・スクラロース
5・ネオテーム
すべて化学合成でつくられた食品添加物です。
厚労省は日本人がこれらを毎日食べても健康上、問題がない量を決めています。
さてこの5つの中で一番古い人工甘味料は、サッカリン(注・01)です。
世界最古の一番古い人工甘味料です。
1878年にジョンズ・ホプキンス大学のコンスタンチン・ファールバーグ(英語版)と
アイラ・レムセンが、レムセンの研究室で
コールタールの研究中に偶然発見したものです。
発見されてまもなく商用化されて、
第一次世界大戦が始まって砂糖が不足すると急速に普及し、
1960年代から1970年代にはダイエットへの有効性が認識され、
広く使われるようになったのです。
アメリカ合衆国では「Sweet'N Low」などのブランド名で市販され、
レストランではピンクの袋に入って置かれています。
1963年から発売開始されたコカ・コーラ社のタブなど、
ダイエット飲料にも用いられています。
サッカリン(注・01)
サッカリンの日本国内メーカー7社合同の解説を紹介します。
サッカリンは人工甘味料であり、コールタール(石油)から生成して作られる合成甘味料です。「化学式 C7H5NO3S」「融点 228.8°C」であり、常温では無色透明の結晶か白色の粉末形状となっています。甘味度では、ショ糖を1とした場合、サッカリンは200-700となります。また、ショ糖のように摂取後、分解されてもブドウ糖が含まれていないため、サッカリンは体内で吸収されにくい性質があります。このため、ダイエット用食品、飲料に使用されています。サッカリンが一般的になった頃は砂糖に代わる甘味料として注目されました。しかし、1960年代になって「発がん性」のリスクがあるとの研究結果により、アメリカでは使用禁止となりました。日本では1973年に1度、使用禁止となりましたが、アメリカがサッカリンの使用禁止を撤回したため、日本国内でも使用することを許可してします。従いまして日本国内において、サッカリンを使用することに問題はありませんが、使用量が定められています。サッカリン自体はエタノール及びアセトンに溶けますが、水にはあまり溶けない特性があります。このため「サッカリン」の状態では使用用途が限られるため、サッカリンが水に解けやすいように加工したものがサッカリンナトリウムになります。サッカリンナトリウムの主な使用用途は甘味料です。製品としては歯磨き粉、ガム、漬物などに使用されています。また、糖分による腐敗防止の必要性がある医薬品、食品にも使用されています。現在では、アステルバーム、スクラロースなど多くの人工甘味料が開発されているので、サッカリンの使用量は減少しています。しかし、ガム、漬物などの食品、ほとんどの歯磨き粉には添加されています。また、サッカリンは低カロリであることより、糖尿病患者など甘味が制限される食事などに砂糖の代替として使用されます。