40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

発酵食パワー 14 発酵と発酵食品 13 みりん  

焼酎に米麹と蒸した糯米を混ぜ、数か月間置いて糯米を糖化させ、

圧搾してつくる甘い酒のことです。

黄色透明で粘りがあります。アルコール濃度は13~22%。

そのままあるいは屠蘇(とそ)酒として飲用しますが、

おもに調理に用いられていられています。

中国では糯米を用いた酒は多く、みりんもまた中国から伝わったものと考えられます。

室町時代末期ごろには、焼酎と麹を混ぜた甘い酒の作り方があり、

江戸時代には相当量つくられていたようです。

醸造は焼酎製造技術とも関連し、三河地方に集中していました。

近年はアルコール製造技術や量産の技術が開発されて、

京都府、千葉県のアルコールメーカーによって量産されています。

みりんの酒税法上の定義は、

(1)米、米麹に焼酎またはアルコールを加えて漉(こ)したもの(古来の方法)、

(2)清酒における増醸のように、

(1)の製品にブドウ糖、水飴(みずあめ)、アミノ酸塩などを加えたもの、とされています。

みりんに焼酎またはアルコールを加えたものを「直(なお)し」

「本直(ほんなお)し」あるいは「柳蔭(やなぎかげ)」といい、

さらりと甘く、リキュール的な酒で、夏、冷やして飲みます。

みりんは煮物やそばつゆの味つけなどに、

穏やかな甘味材として使われるほか、

うなぎの蒲(かば)焼きなどの「照り」だしによいとされています。

消費量は年々増加し、1984年には7万キロリットル、

1995年には約9万キロリットルとなっています。

みりんには、代謝ビタミンとも呼ばれるビタミンB1やB6が含まれています。

ビタミンB1には糖質をエネルギーに変える働きがありますし、

ビタミンB6にはたんぱく質代謝を上げる効果があります。

みりんはGI値が15しかなく、低GIに分類される食品です。

GI値とは食後血糖値の上がりやすさを示すもので、

値が低いほど食後の血糖値は上がりにくくなります。

血糖値を下げるために分泌されるインスリンが急増すると

脂肪が蓄えられやすくなるので、ダイエット中は血糖値を意識しておく事も重要です。

みりんには、ビタミンB群や銅も含まれています。

銅は鉄分の吸収を促すので貧血予防の効果が期待できますし、

ビタミンB群は髪を作るたんぱく質代謝を促進するので、

白髪予防にも有効です。普段みりんを使用しない方も、

貧血・白髪対策として料理に使用してみてはどうでしょうか。

ビタミンは総じて美肌に欠かせない成分といわれますが、

その中でもビタミンB群は肌を作る

たんぱく質代謝を促してくれる重要な栄養素です。

また、みりんに含まれるアミノ酸にも

ンチエイジングの効果があると言われています。