宿便除去は、腸内の一斉掃除なので、消化器系の病気に関連している思いがちですが、
気管支喘息も宿便が大きな影響を与えています。
断食と玄米療法で改善されるのです。
甲田医師は劇的に治った病気のひとつが、気管支喘息の回復だったといいます。
ただ、断食で宿便が出る前に思い切り気管支喘息がひどくなったといいます。
消化器系の病気には程遠いと思われた気管支喘息も宿便が
多大な影響を与えていたことが分かったようです。
そして結果は、当然、病気は治り、回復したのです。
しかし、現在も気管支喘息の治療は、それを押さえ込む治療であり、
ネットで調べても「国立成育医療研究センターの方針」と題して、
下記のような記事がありました。
【気管支喘息とは】
気管支喘息は、急に空気の通り道となる気管支が狭くなってしまい、
「ヒューヒュー」「ゼーゼー」し始めて呼吸が苦しくなる状態
(急性増悪、いわゆる発作)を繰り返す病気です。
ぜん息では、気管支に慢性的な炎症が起こっていることが分かっています。
この炎症のために簡単な刺激が入っただけでも気管支の壁が腫れたり、
粘液(痰)が分泌されたり、
気管支の周りの筋肉が縮もうとしたりして気管支が狭くなってしまい
発作が起こります。そのため、この慢性的な炎症を治さない限り
いつまでも発作が出現します。
さらに、長く炎症が続いてしまうと気管支自体が硬くなって治療が難しくなる
「リモデリング」といった状態に陥ってしまいます。
★ぜん息症状を悪化させる要因
・風邪などの感染症
・ダニやペットの毛など(吸入タイプのアレルゲン)
・天候や大気汚染
・受動喫煙
・激しい運動
・カビ
・ストレス など
【気管支喘息検査・診断】
何度も「ヒューヒュー」「ゼーゼー」したり
風邪をひいた後にせきが長引いたりするのはぜん息の可能性があります。
一方で、ぜん息以外にも同じ様に症状を起こす病気もあります。
そのため、問診(ぜん息が疑われる場合には
詳しい症状の経過や家族のアレルギー、生活環境などの確認)や
診察、検査(血液検査、胸部X線検査、呼吸機能検査、呼気NO検査、
気道過敏性試験、気道可逆性試験:全ての検査が全ての方に必要な訳ではありません)
を行って総合的にぜん息を診断することが必要になります。
ただ、乳幼児(5歳以下)の方はもともと気管が大人に比べて細く、
やわらかいのでぜん息以外でも症状が起きやすいという特徴があります。
また、呼吸機能検査や呼気NO検査などの検査を低年齢で行うのは難しい検査です。
そのため、診断が難しい場合には
一度ぜん息の治療を開始して発作が減るかをみる場合もあります。
【気管支喘息治療】
当センターのぜん息治療の3本柱は、
1・ぜん息を悪くする原因を減らす :悪化因子への対する対策
2・気道の炎症を抑えるために薬を使用する :薬物療法
3・発作が起こりにくくなるように体力をつける :体力作り
とありますが、結果的には2が中心です。
しかも2の説明は、
長期管理薬
(主に炎症を抑えるために普段から使用して発作を予防する薬剤)を使用します。
主な長期管理薬として吸入ステロイド薬、ロイコトリエン拮抗薬などがあります。
吸入ステロイドは気管支に直接的に効果を発揮して炎症を鎮めてくれます。
この2は発作をいかに止めるかです。