ジンジャーは和名でショウガ(生姜)です。
古くからスパイスや薬草として世界中で使われている植物です。
草丈1.5m程になる多年草です。
ハーブやアロマ、食用には主に根茎の部分が使われます。
学名のZingiberは、サンスクリット語のsrngaveraから変化していると言われています。
srngaが角、veraは体を表します。
根が鹿の枝角をした形であることが由来です。
ジンジャーには体を温める性質があるので、
スピリチュアルな観点からもエネルギーが増すを考えられています。
成功祈願や病気の治療の効果を上げるためにも使われました。
ジンジャーを育てたり、パウダーを持ち歩くと金運がアップするとも言われています。
ジンジャーはその温かい性質から、凍結した感情を温め、
緊張をほぐしてくれる作用があります。
冷たく横柄な人、優越感によって自分の傷つき易さを守ろうとする人、
お高くとまった人、まわりに壁を作ってしまう人にいいハーブです。
人生に対して心を開き、信頼できるようにサポートしてくれます。
血行促進の作用に優れます。体を温め、代謝を高めます。
そのため、冷え性の人や風邪の引きはじめ、
発熱時、むくみが気になる人に効果的です。
その他消化促進や胃のむかつきを抑える作用があるので、
乗り物酔い、つわり、吐き気に効きます。
また、乾燥させたジンジャーは特に、関節炎などの炎症性疾患の緩和に効果的です。
乾燥させることで、ジンジャロールという成分が、ショウガオールに変化し、
より消炎や鎮痛作用が強まるためです。
作用
・消化機能促進作用
・利胆作用
・制吐作用
・陽性変力作用
・消炎作用
・鎮痛作用
・血行促進作用
適応
・消化不良
・つわり
・乗り物酔い
・関節炎
・炎症性疾患
有効成分
・精油
・辛み成分(ジンジャロール、ショウガオール)
・ビタミン
・ミネラルなど
注意事項・禁忌
妊娠中・授乳中の使用に関しては、問題は確認されていないものの、
最終的な安全性は確立されていません。
まれにアレルギーを引き起こす可能性があります。
過剰摂取により胸やけのような消化器症状や、
口渇、喉の傷み、鼻血、腎臓の炎症を引き起こす可能性があります。
安全性クラス : 1
(適切に使用する場合、安全に摂取することができるハーブ)
相互作用クラス: B
(臨床的に関連のある相互作用が起こりうることが生物学的に妥当であるハーブ)
胆石症のある人は医師の監督下で使用してください。
『メディカルハーブ安全性ブック第2版』
・妊娠中・授乳中は、専門医のアドバイスのもと使用すべき
まれに胸やけが起こる可能性がある
・風邪の時に