酵素栄養学では朝は抜き、2食にして朝は果物がいいといいますが、
鶴見医師の医院では、それに生野菜サラダの組み合わせといいます。
しかし、一番いいのは、スムージです。
日本の成人が1日に取るといいとされている野菜の量は350g、
フルーツの量は200gですから、スムージーは、
たくさんの野菜やフルーツを液体にして飲むことができるので、
効率良く野菜やフルーツを生活に取り入れることができます。
バランスの良い食生活のために、
毎日の習慣としてスムージーを取り入れることがおすすめです。
まずスムージとして入れるものは、野菜、果物です。
その栄養分を見ますと
1・カルシウム
スムージーには欠かせない、小松菜には、カルシウムが多く含まれています。
カルシウムは人体に最も多く含まれるミネラルであり、骨や歯を形成する栄養素です。
カルシウムが不足すると、身体は骨を溶かしてカルシウムを血中に取り出します。
すると、免疫細胞をはじめとする細胞内にカルシウムが入り込み、
普段より免疫細胞が機能しなくなってしまうのです。
免疫を正常に機能させるためにも、
カルシウムを含む野菜ジュースを飲むことがおすすめです。
2・鉄分
またスムージーには必須のほうれん草には、鉄分が多く含まれています。
鉄分は、赤血球を作るのに必要な栄養素です。
体内の鉄分は、ほとんどが赤血球を作っているヘモグロビンの成分になっています。
ヘモグロビンには、酸素と結びついて肺から身体のすみずみまで
その酸素を運ぶはたらきがあります。
鉄分が不足してしまうと、肩こりや貧血になる可能性があります。
なので、鉄分が含まれている野菜ジュースを飲んで、
酸素を運ぶためのヘモグロビンを作ることが大切です。
3・β-カロテン
にんじんには、β-カロテンがとても多く含まれています。
β-カロテンは体内でビタミンAに変換されて作用し、皮膚や粘膜の免疫を増強し、
有害な活性酸素から身体を守る抗酸化作用があります。
また、β-カロテンは生の野菜から摂取するよりも加工食品から摂取した方が
体内に吸収されやすいので、野菜ジュースでの摂取をおすすめします。
4・食物繊維
バナナには、食物繊維が豊富に含まれています。
食物繊維は第6の栄養素ともいわれており、主な効果は腸内環境を整え、
免疫細胞を活性化させることです。
免疫に関わる細胞の6割以上が腸に存在しているので、
腸内環境を整えることは免疫力を上げるために非常に重要です。
食物繊維の腸内環境を整える効果から、
食物繊維の摂取は免疫力アップにつながるといわれています。
さらに、食物繊維は便秘の解消だけでなく、
血糖値上昇の抑制や血液中のコレステロール濃度の低下など
さまざまな効果が期待できます。
また、スムージーを自分で作る際には、
バナナがどれくらい熟しているかに注意してください。
バナナに含まれている食物繊維は、熟しすぎてしまうと糖質に変わってしまいます。
そのため、自分でバナナを使ったスムージーを作る際には、
青いバナナや未完熟のバナナを使うことがおすすめです。