40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

少食を実践する効果 13 宿便が原因の病気 03 関節リュウマチ 01 どんな病気なのか

甲田医師は膠原病の一つである関節リュウマチは断食療法が

効果的であることが多くの臨床例で明らかになったといいます。

私も30年間の断食指導でこのようなケースに何度も出会いましたので

甲田医師の指摘はよく分かります。

その改善の要因は、断食療法による宿便除去です。

では現代医学ではこの病気をどのようにみているのでしょうか。

 

どんな病気でしょうか?

 

EBM 正しい治療がわかる本「関節リウマチ」の解説から

 

1・な症状と経過

 関節リウマチは、おもに関節のなかにある軟骨の滑膜部分が炎症をおこす

自己免疫疾患です。

全身の倦怠(けんたい)感や筋肉の痛み、発熱などで発病し、

その後、関節の痛み、こわばる感じ、腫れなどの症状がみられます。

 とくに、関節リウマチで特徴的なのは、左右対称に複数の関節で

炎症がおこることで、ある一つの関節から始まっても、

いずれは複数の関節に広がっていきます。

最初は手の指の関節からおこることが多く、手首、ひじ、

足の指、膝などにも徐々に炎症がおよびます。

 当初は関節を動かすときにだけ痛みますが、

病状が進むと動かさなくても痛みを感じるようになります。

また、朝起きてから何時間か関節のこわばりが感じられるのも、

関節リウマチに特徴的な症状の一つです。

長期間にわたって炎症が続くと、痛みだけでなく、

関節が変形したり破壊されたりして動きが制限されるようになり、

歩行ができなくなったり、荷物を持つことができなくなったりします。

原因は現在も不明で診断の決め手もないため、

いくつかの症状と検査所見がそろえば関節リウマチと判断します

アメリカリウマチ学会、ヨーロッパリウマチ学会による2010年分類基準≫。

 

 

2・の原因や症状がおこってくるしくみ

 多くの患者さんの血液中から、リウマトイド因子や抗CCP抗体という

自己抗体(じここうたい)が検出されています。

そのことから、関節リウマチの患者さんの免疫システムにはなんらかの

異常がおきていて、本来は外敵を攻撃するはずの免疫システムが、

関節のなかの正常な自分自身の組織を攻撃しているため

炎症がおこることがわかっています。

関節のなかで炎症が続くと、関節全体を包み込んでいる関節包の内側にある滑膜に

血管や細胞が増え、滑膜表面の滑らかさが失われてしまいます。

このようになると関節の動きがぎくしゃくしたり、こわばったりし始め、

さらに炎症が進行すると骨の軟骨部分や靭帯、

やがては骨そのものを破壊することになります。

 

3・病気の特徴

 わが国では、現在、人口の0.4~0.5パーセント、30歳以上の人口の1パーセントに

あたる人がこの病気にかかっています。

7対3の割合で女性に多く、大部分の患者さんは30~60歳代で発病します。