果物はマクロビアンたちでは、生野菜と同様、悪者扱いです。
その理由は
1・カリウムが多く、陰性または極陰性で体を冷やす
2・果糖が多く、この加藤が砂糖と同じように腸内腐敗を起こすため血が汚れる
3・酸性食品であるから
創始者である桜沢はとにかく果物を排除しました。
中でも彼が嫌ったのは、南方の果物
・パイナップル
・パパイア
・マンゴー
・バナナ
・キュウイ
だったそうです。
少し認めたのが、リンゴとイチゴです。
鶴見医師は野菜について、
ハウエル博士の酵素栄養学から間違いだと気が付かれたのですが、
果物は最後まで果糖の問題でなかなか問題解決ができなかった時、
「ライフスタイル革命 私たちの健康と幸福と地球のために」
ハーヴィーダイアモンド(著者)に出会います。
この本で著者は、
「実は果物こそ人類が人体の構造、機能からして、
すんなりと受け入れることのできる唯一の食べ物である。
私たちが本能的に果物を求めるのは、
疑うまでもなく果物が私たちの体内に摂取できる最も重要な食べ物だからなのだ」
そして科学的にそれを証明しているのです。
それを読むと桜沢のいう1~3は根本的に間違っていたことが分かるのです。
考えてみれば人類誕生の基礎知識なのですが、
穀物を摂るまでは果物を食べていたわけで、少なくともエデンの園ではそうです。
またアメリカの人類学者も原始時代から調べて
人類の歯は果物を食べるようにできていたといいます。
そして果物は人類に最適の完全食だったからなのです。
その理由は
1・ミネラル、ビタミンが有機体となって溶けていること
2・すぐに人体に役立つもの
3・アミノ酸そのもので
4・直接、腸管から吸収され人体の構成要素となる
5・ホルモン酵素の減量となる
6・神経系の補助として最適
7・極めて消化が良い
果物は胃に入って20分で腸に行くのに、
しかし、固形食物は1時間から4時間かかるのです。