2020年のニュースでは、
・・・「どうなってしまうんだ!?」アメリカ成人の73%が肥満であることが
最新データから判明した・・・
というタイトルでした。
それの記事によりますと
・・・肥満はアメリカが抱える社会問題のひとつ。
最新データでは成人の73%が太り過ぎ、
あるいは肥満であることが明らかになりました。
アメリカ成人の73%以上が過体重で、そのうち42%は肥満、
10%は重症肥満であることがわかりました。
未成年でも、2〜19歳の19.3%が肥満、そのうち6.1%は
重症肥満であることも判明しています。
最も肥満率の高いのは40〜59歳のグループで、45%以上がBMI指数30以上。
数年前にアメリカで肥満予防会議がワシントンで開催されました。
その会議で2030年には、アメリカ全人口がBMI30以上が
42%になると予測されていますが、2020年のニュースでそれが証明されました。
この記事では、
・・・1案として食品産業の規制すべき。
多くの企業がヨーロッパ基準に準拠すべき。
アメリカのスニッカー(チョコレートバー)はヨーロッパで売られている
スニッカーより砂糖が73%も多く入っている。
最初のステップは砂糖を減らす規制だ。
次のステップは拒食症のように肥満も治療対象にすべき。
健康ではなく治療や助けが必要。
・・・とありましたが、
アメリカ在住の大西医師はこの50年間で何が起こったのかを書いています。
まず1950年~1960年は肥満が少なかったという事実です。
その頃はBMI30は9.7%しかいなかったのです。
しかし、1970年代から感染症のように肥満が急増します。
それは50年間にアメリカ人の平均カロリー摂取量が20%増加し、
肥満人口が214%も増加したのです。
その元凶が、高フルクトース・コーンシロップであり、
肥満の原因であるこうした砂糖中毒が明らかなので、
タバコのように課税すべきだというアメリカの学者たちの声もあるようです。
2011年に人類史上初めて、感染症疾患を抜いた心臓病、ガン、糖尿病などの
非感染症疾患疾患で年間3500万人が死亡。
アメリカだけではなく、先進国で低コスト、
加工食中心の食生活をしている国すべてで肥満と
それに付随する病気が増加しています。
また、ハーバードの研究でボストン周辺のホームレス632人のBMIを調べたら、
66%が体重過多、そのうち32%が肥満という報告。
この現象を「空腹と肥満のパラドックス」といい、
飢餓と肥満の共存です。
食料不足である発展途上国や低所得層でも肥満が大きな問題になっています。
そしてボストン周辺のホームレスも同じだったわけです。
原因は安くて、瞬時にできる食品は、
・脂質
・糖分
この2つが相当高い
そして慢性的に食糧不足だと脂肪を貯蔵しやすい体質になるのです。